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cotta column

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お好みはどれ?3種類の作り方でパウンドケーキを比較

date
2018/04/23
writer
よーちんママ
category
お菓子作り

パウンドケーキ、どうやって焼いていますか?


オーソドックスで一般的に作られているのは、クリーム状にしたバターに砂糖、全卵、薄力粉を順に混ぜていくシュガーバッター共立て法だと思います。

パウンドケーキにはいろいろ焼き方があるのですが、焼き上がりはどう変わるのでしょうか。

今回は、シュガーバッター共立て法・シュガーバッター別立て法・ジェノワーズ法の3種類の手法を比較します。

材料・下準備

同じ材料・分量・型でプレーンパウンドケーキを焼いて比較。

材料(178×87×60mmパウンド型)

  • 無塩バター…100g
  • 卵(Mサイズ)…2個(100g)
  • 細目グラニュー糖…100g
  • 薄力粉…100g
  • ベーキングパウダー…小さじ1/2
  • *シュガーバッター共立て法にのみベーキングパウダーを使用。

下準備

  • 卵、バターは室温にもどしておく。
  • *ジェノワーズ法はバターを溶かしておく。

  • 型にオーブンペーパーを敷く。
  • オーブンを170℃に予熱しておく。

シュガーバッター共立て法

クリーム状にしたバターに砂糖を加え、ほぐした全卵を少しずつ加え混ぜ、最後に粉を加える手法です。

作り方

  1. ボウルにバターを入れ、ゴムベラでよくかき混ぜてクリーム状にする。白っぽくなるまでハンドミキサーで泡立てる。
  2. グラニュー糖を3回に分けて加え、その都度ハンドミキサーでふわっとなるまでしっかり泡立てる。泡立ちが足りないと、あとで分離しやすくなる。
  3. 卵を大さじ1ずつ加え、分離しないように気をつけながらハンドミキサーで泡立てる。
  4. 粉類を入れてゴムベラでさっくりと混ぜる。生地が均一になり、ツヤがでるまで混ぜ合わせる。
  5. 型に入れて平らにならし、10cmくらいの高さから落として空気を抜く。
  6. 170℃に予熱したオーブンで40分間焼く。

バターに卵を混ぜ合わせるときに分離しやすいのが難点ですが、そこさえうまくいけばおいしいパウンドケーキができます。

分離させずに作るコツは「乳化とは」に詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

シュガーバッター別立て法

クリーム状にしたバターに砂糖の半量、卵黄を加え混ぜ、残りの半量の砂糖を加えた卵白で作ったメレンゲと粉を交互に加える手法です。

作り方

  1. ボウルにバターを入れ、ゴムベラでよくかき混ぜてクリーム状にする。白っぽくなるまでハンドミキサーで泡立てる。
  2. グラニュー糖を加えて、ハンドミキサーでふわっとなるまでしっかり泡立てる。
  3. 卵黄を1個ずつ加えて、なめらかになるまでよく混ぜ合わせる。
  4. 別のボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3回に分けて加えて、しっかりとしたメレンゲを作る。
  5. メレンゲを1/3加えて、泡がつぶれてもよいのでゴムベラでよくなじませる。
  6. 薄力粉を半量ふるい入れてゴムベラでさっくりと混ぜる。残りのメレンゲの半量を加えて混ぜ合わせる。
  7. 残りの薄力粉を加えて混ぜ、メレンゲを全て加えて生地がなめらかになりツヤがでるまで混ぜる。
  8. 型に入れて平らにならし、10cmくらいの高さから落として空気を抜く。
  9. 170℃に予熱したオーブンで40分間焼く。

卵黄と卵白を分けるので分離の心配がなく、失敗のしにくい手法です。
ただ、メレンゲの出来や混ぜ方によって仕上がりに差がでます。

ジェノワーズ法

卵と砂糖を泡立ててから、小麦粉を加え、最後に溶かしバターを加える手法です。
ジェノワーズを作る手順と同じなのでジェノワーズ法と呼ばれています。

作り方

  1. ボウルに卵を入れてグラニュー糖を加え、60℃くらいの湯せんにかけながらハンドミキサーで泡立てる。
  2. 卵液が人肌より少し温かく(38℃~40℃)なってきたら湯せんから外し、さらに泡立てる。キメが細かくなり、生地が折り重なるくらいの固さになるまでしっかりと泡立てる。
  3. 薄力粉を半量ずつふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
  4. 溶かしバターを3回に分けて加える。ゴムベラで底からしっかりかき混ぜる。
  5. 型に入れて平らにならし、10cmくらいの高さから落として空気を抜く。
  6. 170℃に予熱したオーブンで40分間焼く。

バターや卵を室温に戻したりするなどの下準備の必要もなく、手軽に作れます。

ただ、卵の泡立ての見極めや、溶かしバターの混ぜ方にコツが必要です。バターの混ぜが足りないと、生地のところどころに混ざりきらなかったバターが出てきてしまいます。

3種類のパウンドケーキを比較。見た目や味に違いはある?

見た目


シュガーバッター共立て法

ベーキングパウダーを入れているため、安定した高さが出ます。
断面には気泡が見えますが、全体にきれいに膨らんでいます。

シュガーバッター別立て法

あまり高さが出ていませんが、私のメレンゲの作り方や混ぜ方が影響しているのかもしれません。作り手によって差が出てきてしまうところかと思います。
断面は共立て法よりも、少しキュッとしまった感じがします。

ジェノワーズ法

一番高さが出ています。
断面には他の二つのように気泡がなく、キメが細かい生地です。

シュガーバッター共立て法

しっとりどっしり。バターの香りや甘さを一番感じます。
パウンドケーキらしい食べ慣れた味。
口に入れると、ほろりと崩れる食感。

シュガーバッター別立て法

しっとりしているけど軽く、ほんのりとした甘さ。
共立て法よりも口に入れたときに崩れない。なめらかな食感。

ジェノワーズ法

ふんわりと軽いのですが、しっとり感はあまりないです。
卵の味を感じ、カステラのような感じ。

動画でおさらい

自分好みのパウンドケーキを作ろう

同じ材料、同じ分量で作っても、作り方を変えるとこんなにも見た目や味が変わることにびっくりしました。

ぜひ、一番好きな味や一番作りやすい手法を見つけて、パウンドケーキ作りを楽しんでください♪

【おすすめの特集】パウンドケーキレシピパウンドケーキレシピの特集はこちら
date
2018/04/23
writer
よーちんママ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りが大好きな二児の母。家族がおいしそうに食べてくれるのが一番の幸せ。子どもと一緒に作れる簡単なお菓子を作ることが多いです。 

コメント

heyheyseaさん

2018/04/25 15:58

とても興味深く読ませていただきました。これからのお菓子作りの参考になります。ありがとうございました! 次回は、ぜひ作り方の違いではなくて、「パウンドケーキの材料の分量の違い」を比較してレシピを載せて欲しいです(^^; パウンドケーキって、材料の割合が同じなのが基本形です。バター、砂糖、卵、小麦粉のそれぞれの割合をかえるとパウンドケーキの仕上がりにどのような違いがでるのか興味があります。このことに興味を持っているお菓子作り好きさんはたくさんいると思います。しかし、この比較をネットに投稿しているのを私はまだ見つけられずにいます。 よろしくお願いします(∩´∀`@)⊃

よーちんママさん

2018/04/25 21:29

heyheysea様 コメントありがとうございます。参考になったと言って頂いてとても嬉しいです。 「パウンドケーキの材料の分量の違い」、確かにその違いも興味深いですね。 材料の割合が全く同じレシピが多いですが、中には、砂糖が少ないレシピ、薄力粉が多いレシピ、卵の卵黄を多くしたレシピなども見かけることがあります。 コラム記事にうまくまとめられるかわかりませんが、検討してみたいと思います。 ご提案ありがとうございました♪

わかちこさん

2018/09/05 02:09

こういうの、本当に勉強になります! 気にはなっても自分でやってみようとは思いませんし。 (だってバターが高いもの・・・) しかも、私はいつも乳化に成功していなかったことが判明・・・ そんなもんでOKだと思っていました。 お店のカトルカールのおいしさは乳化がポイントだったのか! 今度作るのが楽しみになってきました♪ ありがとうございました!

よーちんママさん

2018/09/06 09:26

わかちこ様 「勉強になる」なんてお言葉をいただけて嬉しいです♪♪乳化、難しいですよね〜。私もよく乳化失敗していました(^_^;)お菓子作りは奥が深いです・・・。 わかちこさんが今度作る時の参考になれば嬉しいです。こちらこそコメントありがとうございました!

キアナさん

2018/09/20 03:31

初めまして。 とてもためになる記事ありがとうございます。 パウンドケーキに限らずレシピによって作り方が違ってたりしますが こういう風に実際に違いを比べて頂けると、好みの作り方を選べますね! シュガーバッター法よりジェノワーズ法がバターより卵の味を感じるのは ジェノワーズ法だとバターを溶かした時に風味が飛んでしまうのでしょうね。 クッキーやマドレーヌ等を作る時もそんな感じがしてました。 その場合はアーモンドパウダーで風味を足すと良いと聞きました。 そういう時は小麦粉を減らすのか迷って、まだ試してませんが(汗 他の記事も参考にさせて頂きます。 これからも、楽しみにしてます。

よーちんママさん

2018/09/25 10:18

キアナ様 嬉しいコメントをありがとうございます。たくさんあるレシピの中から自分好みのレシピを見つけるのって結構大変ですよね(^_^;)そんなとき、ちょっとでもお役にたてたらと思っているので喜んでいただけて嬉しいです。 アーモンドパウダーを足すレシピもありますよね。薄力粉の量を減らして大丈夫だと思います。パウンドケーキの配合の違いなんかも みなさん興味があるかもしれませんね。今後の記事の参考にさせていただきます。ありがとうございます♪

えみさん

2019/06/21 05:03

休日の昨日、ジェノワーズ法で作ってみました。 とてもキメの細かく出来ました!大成功 2本焼き、1本はドライフルーツを入れて焼きました。 画像をお見せできないのが残念ですが、、 ケーキ作りが大好きなので、またレシピを載せてるくださると嬉しいです。

よーちんママさん

2019/06/24 12:39

えみ様 ジェノワーズ法で大成功だったのですね〜。パウンドケーキというとシュガーバッター法で作ることが多いですが、ジェノワーズ法もふわふわでおいしいですよね。ジェノワーズ法は卵の泡立てやバターを入れた後の混ぜが難しいのですが、大成功ということで良かったです!!ドライフルーツ入りも美味しそうですね。コメントありがとうございました♡

かたつむりさん

2020/02/05 09:26

コメント失礼します。 一つ伺いたいことがあるのですが、なぜジェノワーズ法にはベーキングパウダーを入れないのでしょうか? 入れても膨らむからということは理解できますが、入れてはダメな理由もあるのでしょうか? 私は初心者で、できれば安定して膨らませたいのでジェノワーズ法でもベーキングパウダーを入れたいなと考えています。

よーちんママさん

2020/02/05 23:26

かたつむり様 ご質問ありがとうございます(^ - ^) ジェノワーズ法にベーキングパウダーを入れないのは、ご理解いただいているように、入れなくても膨らむからです。そして、ジェノワーズ法の特徴としてキメの細かさがあります。ベーキングパウダーはガスを発生させて膨らむので、せっかく卵をキメ細かに泡立てたのにベーキングパウダーを入れてはもったいないかな、という気もします。また、ベーキングパウダーありとなしでは食感も多少かわってくるかと思います。 ただ、入れてはいけないということもありません。卵の泡立てが不十分で思うように膨らまないかもという心配がある場合はベーキングパウダーを少量入れてもいいかもしれません。(小さじ1/2以下・1g〜1.5gくらいがいいと思います) 最初はベーキングパウダーを入れて作ってみて、慣れてきたら卵の力だけで作ってみてはいかがでしょうか。 パウンドケーキがおいしく焼けると良いですね!

ayaさん

2020/04/28 20:15

ただ、ただ、 ありがとうです!

よーちんママさん

2020/05/04 14:33

aya様 お褒めのお言葉をいただいて嬉しいです♪ありがとうございます(^ー^) 皆様のお役に立てるようなコラム記事がかけるように頑張ります!

YOKOさん

2020/05/24 09:40

とても勉強になる記事をありがとうございました!!お菓子作り初心者なのですが、コロナ自粛中に手当たり次第いろんなケーキを焼いて楽しんでいます。今までは漠然とレシピどおりやっていましたが、これからは意識が変わりそうです!ところで、パウンドケーキに生フルーツを練り込むレシピもありますよね。実は最近、生のいちごを練り込むレシピで、丸型の中央が焼けず悲しい思いをしました。少ない経験ですが、生のグレープフルーツやりんごなどを生地に入れた場合も、きっちり焼くのが難しいと感じます。生フルーツを入れて焼くケーキに再チャレンジしたいのですが、アドバイスあればぜひお願いします!!

よーちんママさん

2020/05/25 21:34

YOKO様 コメントありがとうございます! 生のフルーツを入れて焼くパウンドケーキは確かに失敗しやすいですよね。どうしてもフルーツから水分が出てきてしまうので生焼けっぽいような食感になってしまうこともあると思います。 考えられる解決法としては ・フルーツの量をあまり入れすぎない ・生地に練り込まずに表面に並べて焼いてみる ・粉の割合を通常のパウンドケーキより多くする ・焼き時間は通常のパウンドケーキよりも長めにとる などがあるかと思います。 また、レシピを参考にしているのでしたら配合に問題はないかと思いますので、焼き時間をレシピよりも長めに取ってみてください。各オーブンによってクセがあるのでレシピ作成者のオーブンよりもYOKO様のオーブンの温度が低かったりするのかもしれません。竹串をさしてみて生地がつかなくなるまで焼いてみてください。 また、パウンド型や丸型よりも火の通りやすいマフィンで生のフルーツ入りを挑戦してみるのも良いかもしれません。 再チャレンジ成功することを願ってます!

YOKOさん

2020/05/26 09:44

ていねいなお返事、感激です、ありがとうございます! まだまだ自宅のオーブンのくせを把握できていないと思うので、アドバイス頂いたことも参考にしながらステップアップできるようがんばります!マフィンも、まだ未開拓分野なので、挑戦してみたいです☆またコラム覗かせていただきますね!

ゆうちゃんママさん

2020/09/10 23:27

いや、なるほどなるほど! とても勉強になりました!実はパウンドケーキ初めて作ります!3通りのやり方があるとは知りませんでしたし、たまたまこの記事を見つけて私はラッキーです!早速明日作ってみます!まずは簡単そうなジェノワーズ法から作ってみたい!凄く楽しみです!ありがとーございます!

よーちんママさん

2020/09/15 16:21

ゆうちゃんママ様 コメントありがとうございます♪勉強になったと言ってもらえて嬉しいです! ジェノワーズ法のパウンドケーキは成功したでしょうか?それぞれ違った美味しさがあるので、シュガーバッター法(共立て・別立て)も機会があればぜひ試してみてくださいね!

モリアンヌさん

2020/12/10 21:09

こんにちは! お菓子作りが大好き!でも好みはおつまみ系です(*≧∀≦*)! シュガーバッター共立てでいつも作ってます。ただ、卵を分量通り全てはいつも入れません。 何故なら分離が始まるからです(´;ω;`) バターがボウルの底からやや滑るようになってきた時点で卵をリタイアさせます。 レシピ通り全部の卵の量を入れなくても毎回ちゃんと膨らんではくれています。 ベーキングパウダー入れてるからだとは思いますが。 分離してでも全部の卵の量を入れたほうがいいのでしょうか? 卵は入れる前にやや温めてからバターと合わせるようにしてます。

匿名さん

2020/12/11 08:28

勉強になります。 シュガーバター法で、焼き立てはふんわりややしっとりなのですが、もっとしっとりふわふわを目指したいのですが、コツはありますか?翌日は特に、カステラっぽい口当たりになります。。

よーちんママさん

2020/12/13 15:46

モリアンヌ様 こんにちは!ご質問ありがとうございます。 バターに卵を入れて乳化させるとき、途中まではうまくいっているのに最後で分離することありますよね・・・。分離してしまうよりは、乳化がうまくいっている段階で卵を入れるのをやめてしまうのもありだと思います。(きっと残すのは10gとか少量ですよね) あまりたくさん残してしまうと食感も変わってきますが、少量なら大丈夫だと思いますよ。 cotta columnの「乳化とは?」もぜひ参考にしてみてください。

よーちんママさん

2020/12/13 15:59

匿名様 ご質問ありがとうございます。 シュガーバッター法ですと、焼きたてよりも翌日以降の方がしっとりしてくるはずです。 翌日以降、しっとりさせるためのコツとしましては ・バターと卵を分離させずにしっかりと乳化させる  バターと卵の分離はパサつく原因になります。 ・粉を加えた後はツヤが出るまで混ぜる  混ぜすぎはよくないですが、ツヤが出る程度まではしっかりと混ぜます。 ・焼き上がった後、乾燥させないようにする  敷紙を外して室温に放置しておくとどんどん水分が失われていきます。あら熱が取れたら  ラップに包んでおきます。また、ラップで包む前にシロップをたっぷりうっておくとしっ とり感が増します。 パウンドケーキは簡単なようで奥が深いですよね。お好みの食感のパウンドケーキが焼けると良いですね。

沼にハマって出られないさん

2021/03/02 06:46

こんにちは。とても勉強になる記事をありがとうございます。 パウンドケーキは簡単そうで実はとても難しいですね。 ジェノワーズ法で焼くとスポンジケーキのような焼き上がりになります。生地は上方向に膨らみますが、上面が平らになります。焼成途中でナイフを使って切れ目を入れても割れ目がでません。ふわふわでキメも細かく美味しいのですが、パウンドケーキらしくありません。どうしたらジェノワーズ法でも中央が山型に膨らみ、割れ目が入りますか?

よーちんママさん

2021/03/08 22:45

沼にハマって出られない様 ご質問ありがとうございます。 ジェノワーズ法のパウンドケーキは、他の2つに比べて上面が平らなのが特徴的です。きちんと膨らんでキメも細かく美味しいとのことですので、決して失敗ではないと思います。ただ、やっぱり割れ目も欲しいですよね・・・。 どのようなレシピや型を使っているかわからないので推測ですが ・割れにくいレシピである 卵の水分量が多く柔らかい生地だと割れにくいです ・型の幅が広い 幅が狭い(表面積が狭い)ほど割れやすいので、幅が広い型だと割れにくいかもしれません。紙の型だと横に広がってしまうので割れにくいかも。 ・切れ目を入れるのが早すぎた ジェノワーズ法の生地はゆるいので、表面に薄い膜が張るのが他のものより時間がかかります。他のものは10分頃に切れ目を入れますが、生地の様子をみてもう少し後に切れ目を入れてみても良いかもしれません ・高さが出てなければ、泡立てが足りなかったり、グルテンが出過ぎている可能性も 卵、バター、砂糖、薄力粉が同量のレシピで、切れ目を入れれば、おそらく割れ目はできるかと思います。 あまりお役に立てる回答ができず申し訳ありません。 なかなかうまくいかないかもしれませんが、何度か焼いてコツをつかんでみてください。

沼にハマって出られないさん

2021/03/10 00:06

丁寧なご回答&アドバイスありがとうございます。 型はアルミ製の18cmパウンド型を使用しています。 型ではなく自分の作業工程に何か問題があるのだと思います。 頂いたアドバイスを参考に自分の作り方を見直し、綺麗な割れ目が入るまで諦めず挑戦します。 この度はどうもありがとうございました。

匿名さん

2021/03/28 01:28

3つの手法が非常にわかりやすく比較されており良い記事だと感じました。 最近はシュガーバッター共立て法をマスターして、少し冒険したいなと思っていたので勉強になりました。 読んでいてシュガーバッター別立て法はシフォンケーキに、ジェノワーズ法は名前通りジェノワーズに近い食味になっているのが興味深いなと感じました。 やはりそれぞれのお菓子の普通の手法が、各々の最適な手法なのかもしれませんね。

よーちんママさん

2021/04/05 13:46

匿名様 コメントありがとうございます。お褒めの言葉をいただけてとても嬉しいです♪ 同じ材料なのに手法を変えるだけで味も食感も変わるのがとても面白いです( ´ ▽ ` ) シュガーバッター共立て法をマスターされたとのことなので、別立て法やジェノワーズ法もぜひチャレンジしてみてください!

色白マングースさん

2021/11/07 17:13

よーちんママ様 色んなパターンでのパウンドケーキ作りを興味深く読ませていただきました。三種類もお疲れ様です、 いつもはシュガーバッター別立て方です。が、今日はうっかりしてバターを柔らかくするのに500w(いつもは200w)で3分もかけてしまい、完全に溶かしバターになってしまいました(>_<)。不安になり、焼いている間に「パウンドケーキ 溶かしバター」で検索し、こちらがヒットしました。 でき上がりですが、いつもより高さが足りない感じでした。リンゴ一個分をキャラメリゼしたのを入れたので重かったのでしょうかね?バウンド型はバター150gで作る大きさです。 あと、お菓子には無塩バターと言いますが、私はいつもお安い有塩バターを使っています。勝手な判断ですが、お塩を少し入れると少ない砂糖で甘さを感じると言いますし【おぜんざい、関東ではお汁粉?のように(笑)】 やはり無塩バターがいいのでしょうか? もしお時間があれば教えて頂けるとうれしいです。 宜しくお願いします。

よーちんママさん

2021/11/10 13:13

色白マングース様 コメントありがとうございます♪ バターをうっかり溶かしバターに!わかります!ちょっとレンジにかけたつもりが・・・なんですよねぇ(>_<) 溶かしバターのまま、「別立て法」で作ったのでしょうか?そうすると、バターに空気を含ませて膨らむ力がないので、メレンゲの力のみとなるので、いつもより高さが出なかったのかもしれません。 また、りんごのキャラメリゼを入れる場合は、やはりりんごの重さで膨らみが弱くなってしまうのでベーキングパウダーを入れた方が確実に膨らみが良くなると思います。(入れていたらごめんなさい) バターですが、お菓子にはやはり無塩バターをお勧めします。もちろん有塩バターでも作れます。ただ、塩の含有率がかなり高いので、塩味が濃くなってしまうのです。(私もお菓子作りを始めた頃は、有塩バターで作っていたのでお気持ちよくわかります) 確かに、お菓子作りをする際に少量の塩を入れるとおいしく感じます。なので、無塩バターを使って塩をひとつまみ(0.2〜0.5g程度)入れるというレシピが多いです。有塩バターには100g中約1.6gの塩が含まれているので、3倍以上塩を入れることになってしまうのです。 私が以前書いたコラム記事「無塩・有塩・発酵。3種のバターの違い、知っていますか?」に詳しく書いてありますので、お時間のあるときに読んでいただけたらと思います。 お役に立てたら嬉しいです(*´꒳`*)

えりさん

2023/02/03 08:39

乳化の記事とても勉強になりました。パウンドケーキを焼いてもなかなか市販のもののようにならず、(あまり膨らまずちょっと生地がつまっている)いろいろ検索してここにたどり着きました。バターの泡立て、卵のいれかた、乳化の大事さがよくわかりました。いかに今まで適当に解釈していたか目からうろこです!! 今日は、朝から乳化を意識して共立法で焼いています。うまくできるといいな。 ジェノワーズ法、マドレーヌやシフォンケーキのやり方に似ていますよね。より、ふわふわになりそうなので次にやってみたいと思います。ここにドライフルーツを入れるタイミングはいつですか?バターを入れる前かと思うのですが、それでいいでしょうか?教えてくださればうれしいです。

よーちんママさん

2023/02/05 11:24

えり様 コメントありがとうございます♪ コラム記事喜んでいただけて嬉しいです(*´꒳`*)共立て法のパウンドケーキは成功したでしょうか?成功しているといいな♡と思います。 ジェノワーズ法でフルーツを入れるタイミングですが、一番最後で良いかと思います。バターを入れて混ぜ合わせ、生地ができた後にフルーツを入れてさっと合わせます。フルーツを入れてからバターを入れると混ぜ合わせにくくなってしまいます。 ただ、ジェノワーズ法の生地は軽いので焼いている間にフルーツが沈んでしまう可能性があります。フルーツを入れる場合はシュガーバッター共立て法が沈みにくいですよ。

えりさん

2023/03/04 07:06

お返事いただけるとは思わなかったのでうれしいです。材料によって変えるといいですね。乳化を意識して共立て法やってみました!!いつもより柔らかくできたと思います。最後の卵の乳化が分離しそうで難しいですね。フルーツをいれずにジェノワーズ法を近々やってみます。抹茶のパウンドケーキで。このコラムはどの本より詳しく書いてありお気に入りに登録してケーキを焼く前には必ず読んでいます。ありがとうございました!!

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