「ショートケーキ」のイメージは？

「ショートケーキ」といえば、どんなケーキを想像しますか？

フワフワしっとりのスポンジと生クリームが層になっていて、いちごが飾ってあるものを思い浮かべる方が多いかと思います。
でも、そのケーキを連想するのは実は日本人だけ。

今回は皆さんがよくご存知の日本のショートケーキとはまったく違う、イギリスのショートケーキをご紹介します。

イギリスのショートケーキってどんなケーキ？

「ショート」という言葉には「サクサクとした」という意味があります。

イギリスの伝統菓子「ショートブレッド」を思い浮かべるとわかりやすいですが、スコーンのようなビスケット生地でサクサクしていますよね。

イギリスのショートケーキは、スコーンのようなビスケット生地に、生クリームとフルーツを挟んだもの。

フルーツはいちごだけに限らず、りんご・ブルーベリー・オレンジなど多彩なものを使っています。

ただ、由来には諸説あり、ショートニングを使うからといったものや、焼成時間が短いからといったものなど、さまざまです。

ちなみに、日本人がイメージするショートケーキは、英国圏では「レイヤーケーキ」と呼ばれることが多いそうですよ。

イギリス風ショートケーキレシピ

生地を作る

材料(2個分)

• 薄力粉…115g
• バター…30g
• グラニュー糖…10g
• 牛乳…50g
• 全卵…20g
• べーキングパウダー…4g

※より作りやすくなるよう、材料にベーキングパウダーを追加しました。(2021.11.13)

作り方

1. バター以外の全ての材料は冷蔵庫で冷やしておく。
2. バターは1cm角にカットして冷凍庫で凍らせておく。
3. 冷えた小麦粉・ベーキングパウダー・バター・グラニュー糖をフードプロセッサーにかけて、粉チーズのような粉末状にする。



4. 生地を取り出し、ボウルに入れる。



5. 別のボウルで牛乳と全卵を混ぜ、3回に分けて4に加えていく。


液体を加えるたびに、手で粉と合わせる。

しっとりとまとまってくる。


6. 最後はドレッジを使って、ひとかたまりにする。



7. 打ち粉を振った台に生地をのせ、


2cmの厚さになるようめん棒をかける。

ドレッジで生地を半分に割り、生地を重ねる。

再度、2cmの厚さになるようにめん棒で伸ばし、半分にカットして生地を重ねる工程を2回繰り返す(合計3回)。

8. 直径7.5cmのセルクルで抜く。



9. 冷蔵庫で一晩休ませる。

 
＊この状態で2～3週間の冷凍保存が可能です。しっかりとラップで包み、密封袋に入れて空気を抜いて保存。保存期間は状態によって変わります。
解凍は冷蔵庫で行ってください。

10. 焼成温度より20℃高く予熱しておいたオーブンで焼成。

ガスオーブン190℃13分間。
電気オーブン210℃13分間。
 
お使いのオーブンによって温度、時間は調整してください。

11. 焼き上がったら、粗熱が取れるまで冷ます。

仕上げ

材料

• 生クリーム…適量
• グラニュー糖…使用する生クリームの10%の量
• いちご…適量

作り方

1. 氷水に当てながら、生クリームを7分立てに泡立てる。

＊お好みでグラニュー糖やリキュールなどを足してください。


2. 生地を上下半分に割る。

＊手で簡単に割れます。


3. 生クリームといちご挟む。

「さっくさく!!イギリス風ショートケーキ」の詳しいレシピページはこちら。

サクサク食感がおいしいショートケーキ

日本のフワフワとは違う、歯切れの良いさっくりとした生地。
食べる直前に気の向くままクリームといちごをサンドして、サクサク感を思う存分堪能してみてください。

ナッペをすることがない分、日本のショートケーキより作りやすいのではないしょうか？
気軽なショートケーキを今期初のいちごで楽しむのもいいですね。

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