ケーキ屋さんでも人気のフランボワーズ
ややピンクがかった濃いルビー色をした甘酸っぱいフルーツ、フランボワーズ。
ケーキ屋さんのショーケースでよく見かけるのではないでしょうか。
とはいえ、いちごやバナナのように手軽に手に入るものではないため、使う機会が少ないフルーツのひとつ。
今回はフランボワーズ製品をご紹介し、ピューレを使った夏におすすめのスイーツレシピをお教えします。
フランボワーズとは?
「フランボワーズ(framboise)」とはフランス語。日本語では「木いちご」のことです。
英語で「ラズベリー」と呼ばれることもあり、こちらの名前でご存じの方もいらっしゃるのでは。
バラ科の植物の一種で、ころんとした見た目や甘酸っぱい味、美しい色はフランス菓子に欠かせないフルーツです。
さまざまなフランボワーズ製品
フランボワーズは日本でもさまざまな製品が販売されているので、お好みのタイプをチョイスすることができます。
フレッシュ
フレッシュのフランボワーズはアメリカから輸入されるものが多く、国産のものは希少。
フリーズドライ(真空冷凍乾燥)
フリーズドライは、急速冷凍したフルーツを真空状態に置くことで、氷結した水分を気化して脱水・乾燥させたもの。
形状はホールからパウダーまでさまざま。
中でもチップ状に砕いたブリゼは、ケーキやチョコレート、焼き菓子のトッピングやクリームに混ぜ合わせると食感も楽しめます。
冷凍
冷凍のものは、ホールタイプと砕いたブリゼタイプ、果実をつぶして裏ごししたピューレタイプがあります。
今回レシピをご紹介するピューレは、お菓子作りに使いやすいアイテム。
どのメーカーの製品も10%前後加糖したものが多く、合わせるものによってレシピの砂糖を調整して使います。
ホイップした生クリームに加えたり、ムース・ドリンク・ソースにしたりとさまざまな使い方ができる製品です。
フランボワーズピューレを使ったスイーツレシピ
フランボワーズバニラシェイクのレシピ
バニラの濃厚な味わいとフランボワーズの甘酸っぱさが、たまらなくおいしい一品です。
ハンドブレンダーのビーターを使えば、あっという間に作ることができます。
材料(一人分)
- バニラアイス…100g
- 牛乳…50g
- フランボワーズピューレ…30g
作り方
- 深めの容器に材料を全て入れ、ブレンダーでつぶす。
- グラスに移し、トッピングに冷凍ベリー類とミントを添えて完成。
フランボワーズチーズタルトのレシピ
市販のタルトを使って、手軽に本格的なスイーツ仕立てに。
材料(3~4個分)
- ミニタルト…3~4個
- クリームチーズ…72g
- はちみつ…15g
- 生クリーム…80g
- フランボワーズピューレ…30g
- グラニュー糖…10g
作り方
- クリームチーズにはちみつを加えて混ぜる。
- タルトに敷き詰めて冷蔵庫で冷やす。
- 生クリームにフランボワーズピューレとグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーで8分立て程度に泡立てる。
- 2のタルトに絞り出す。
- ホールのフランボワーズやブリゼ、パウダーをトッピングすれば完成。
丸口金を付けた絞り袋に入れる。
ミントやピスタチオなどを飾れば、より華やかに。
余ったフランボワーズクリームでもう一品
ラズベリーチーズタルトのフランボワーズクリームが余ったら、ぜひ試して欲しいミニデザート。
小さめのグラスに入れるのがポイントです。
材料
- フランボワーズクリーム
- 市販の焼き菓子(カステラ・マドレーヌ・パウンドケーキなど)
- フランボワーズピューレ
作り方
- 小さめの縦長グラスに焼き菓子をカットして入れる。
- フランボワーズピューレを入れ、フランボワーズクリームを詰めれば出来上がり。
木のアイスクリームスプーンをさし込めば、パーティーデザートなどにもおすすめです。
甘酸っぱいフランボワーズを楽しんで♪
今回は手軽に作れて、見栄えのするものばかりをご紹介しました。
ピューレだけでなく、ブリゼやパウダーをトッピングなどに使えば、ワンランクアップしたスイーツになること間違いなし!
鮮度の良いフランボワーズを手に入れるのは大変ですが、取れたてを加工した製品を使えば、一年中楽しめますね。