パン屋さんで大人気の塩パンを作ろう
夏はたくさん汗をかいて塩分が欲しくなる季節。
今回は、そんな暑い夏にぴったりの塩パンレシピをご紹介します。
塩パンの味の決め手である塩には、食塩ではなく天然塩を使用。
作り方にも塩にもこだわって、おいしい塩パンを作りましょう。
塩パンはどんなパン?
「塩パン」といえば、どんなパンを思い浮かべますか?
今定番となっているのは細長いロール状のもので、パン生地の表面に振った塩と中に包んだバターの風味が楽しめるパン。
パンの底部分は、溶け出したバターでカリッとした食感が楽しめます。
数年前にブームとなって瞬く間に広まり、今では全国のパン屋さんで売られている塩パン。
発祥は、愛媛県の「パン・メゾン」というパン屋さんです。
「暑さで食欲が落ちる夏でも喜んで食べてもらえるパン」として開発され、徐々に口コミで広がっていったそう。
汗とともに塩分などのミネラルが失われがちな夏は、身体的・味覚的に塩気のあるものが欲しくなります。
塩パンが夏向けの商品として作られ、ヒットしたことも納得ですね!
おすすめの塩
今回ご紹介するレシピで使用するのは、ゲランドの塩。
フランス・ブルターニュ地方ゲランドの塩田で、熟練の塩職人によって、機械をほとんど使わない伝統の製法で作られている天日塩です。
自然環境を最大限に生かして作られており、コクのあるうま味と甘味が食材のおいしさを引き出してくれます。
減塩ブームの昨今ですが、本来塩に含まれるミネラルは生命維持に必要不可欠。
ゲランドの塩のような天然塩は、血圧の上昇を防ぐ効果のあるミネラルも含まれているので、健康志向の方にもおすすめですよ。
こだわりの塩パンレシピ
材料(5個分)
- 強力粉…120g
- 薄力粉…40g
- 牛乳…60g
- 水…45g
- 砂糖…8g
- ゲランドの塩…2g
- インスタントドライイースト…2g
- 無塩バター…10g
- 有塩バター…30g(6g×5)
- ゲランドの塩(仕上げ用)…適量
下準備
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有塩バターは一つ6g、約5cmの棒状にしてラップで包む。
使う直前まで冷凍庫に入れておく。
- 牛乳と水は合わせて人肌程度に温める。
- その他の材料は常温にする。
作り方
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強力粉から無塩バターまでの材料をホームベーカリーに入れて、生地をこねる。
手ごねの場合は、強力粉からインスタントドライイーストまでの材料をボウルに入れて、スケッパーなどで混ぜる。
ひとまとまりになったら、こね台の上に出し、手でこねる。
生地がつながってきたら、バターを入れてさらにこねる。表面がなめらかになればこね上がり。
生地を一つに丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。
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ラップをして暖かい場所で一次発酵をする。
生地が約2〜2.5倍の大きさになれば発酵完了。
- 生地を手で押さえてガスを抜き、スケッパーで5等分にする。
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生地を逆三角形に伸ばして、上から1cm折る。
左右を折り畳んでとじ目をとじて、とじ目を下にする。オーブンシートをかぶせて15分間休ませる。
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とじ目を上にして、めん棒で約25cm×10cmの逆三角形に伸ばす。
上から2cm空けてバターを置く。上から生地を折り畳んで、バターを包むように生地を押さえる。
そのまま生地を巻いてとじ目を下にする。
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オーブンシートを敷いた天板に生地を並べ、湿気のある暖かい場所で生地が乾燥しないように二次発酵(40分間~)。
生地が約2倍の大きさに膨らめば発酵完了。発酵が終わる少し前に、オーブンを200℃に設定して予熱を始める。
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表面が乾燥していれば軽く霧吹きをして、仕上げ用のゲランドの塩を適量振る。
200℃のオーブンで14分間~焼く。
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出来上がり。
「こだわりの塩パン」の詳しいレシピページはこちら。
こだわりの塩を使って、おいしい塩パンを作ろう
いかがでしたか?
カリッとした食感とじゅわっと広がるバターの風味を楽しめる塩パン。
おいしい塩を使って、こだわりの塩パンをぜひ作ってみてくださいね!