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特別な道具不要のおいしいおやつ かりんとうの作り方

date
2020/04/28
writer
森嶋マリ
category
お菓子作り

かりんとうを作ろう

奈良時代が起源ともいわれている長い歴史を持つお菓子、かりんとう。
今、わたしたちが食べているような形になったのは、明治時代の初めごろ。

日本人なら誰でも知っているかりんとうですが、“自分で作れる”ことはあまり知られていないのではないでしょうか。

今回は材料も手順もシンプルで、特別な道具もいらない、かりんとうの作り方をご紹介。
お店で売っているようなおいしいかりんとうができますよ。

黒糖かりんとうのレシピ(約30本分)

まずは定番中の定番、黒糖かりんとうを作ってみましょう。
こっくりとした黒蜜をたっぷりからませた、味わい深いかりんとうです。

生地を作る

材料

  • 薄力粉…50g
  • ベーキングパウダー…小さじ1/4
  • 砂糖…10g
  • 水…20ml
  • 植物油…小さじ1
  • 揚げ油…適量

作り方

  1. ボウルに薄力粉・ベーキングパウダー・砂糖を入れ、ホイッパーで混ぜます。
  2. 水と植物油を加えて、ゴムベラや手でよく混ぜます。
  3. 乾燥しないようにぬれ布巾やラップなどでボウルにふたをして、冷蔵庫で30分間休ませます。
  4. 生地を棒状に伸ばし、端から細くカットしていきます。
  5. カットした生地を手で転がして、細く伸ばします。
  6. 170℃の揚げ油でじっくり揚げます。
  7. *きつね色になって、カリッとするのが目安。

仕上げる

材料

  • 黒糖…50g
  • 水…大さじ1

作り方

  1. 鍋に黒糖と水を入れ、中火にかけてとろみが付くまで熱します。
  2. 火を止めて揚げた生地を入れ、蜜をよくからめます。
  3. クッキングシートの上に間隔を空けて並べ、蜜を乾かせば完成。

出来上がったかりんとうは、湿気ないように密閉容器に入れての保存がおすすめ。
1週間ぐらいで食べきるようにしてくださいね。

「黒糖かりんとう」の詳しいレシピページはこちら

レシピのポイント

簡単に作れるかりんとうですが、おいしく作るためのポイントが3つあります。

ポイント1.なるべく細く成形する

太いかりんとうも食べ応えがあっておいしいですが、初めてのかりんとう作りは細いものからはじめましょう。

太いと揚げ加減が難しく、外側はカリッとしていても、中はしんなりなんてことも。

ポイント2.低温でじっくり揚げる

中までしっかり火を通しつつからりと揚げるために重要なのが、揚げ油の温度。
低温でじっくり揚げるのが大切です。

ポイント3.蜜の濃度

かりんとうは、からませる黒蜜の煮詰め具合(濃度)によって食感や舌触りが変わってきます。

煮詰めるのが浅めだと、つやがあり洗練された雰囲気のかりんとうに。


ただし、浅すぎると蜜が乾かず、いつまでたってもべたべたするので注意してくださいね。

煮詰め具合を深めにすると乾燥時間も短くなり、素朴な雰囲気のかりんとうに。

煮詰めすぎると、黒糖が結晶化してざらざらになってしまうので、こちらもご注意を。

アレンジ提案

簡単にアレンジが利くのも、かりんとうの良いところ。
生地、または黒蜜に大さじ1の黒ごまを加えれば、香ばしい「ごまかりんとう」の出来上がり。

蜜に使う黒糖を白い砂糖に変えれば、すっきりした味わいに。
白蜜にピーナッツダイスを加えれば、これまた定番のピーナッツかりんとうの完成です。

揚げずにヘルシー!オーブン活用レシピ

かりんとうは、揚げずにオーブンでも作れます。

作り方

  1. 生地の材料や作り方は揚げるレシピと同じです。
  2. 生地を細く成形したら、オーブンシートなどを敷いた天板に並べます。
  3. 170℃に予熱したオーブンで15~20分間、カリッとするまで焼きます。
  4. 同じように蜜を絡めて、乾かせば出来上がり。

揚げたものに比べると、さっぱりした味わい。カロリーが低く抑えられるのも魅力です。

懐かしい味のお菓子、かりんとう


意外と簡単にできるかりんとう。
ぜひ作ってみてくださいね。

date
2020/04/28
writer
森嶋マリ
category
お菓子作り
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パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

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