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小さな絞り袋・コルネの作り方

date
2020/06/03
writer
misa
category
お菓子作り

コルネとは

「コルネ=cornet(仏)」とは、円錐 (えんすい) 状のもののこと。

パイやパン、アイスのコーンなどさまざまなものが「コルネ」という名前で呼ばれていますが、今回は紙やOPPシートで作る「小さな絞り袋=コルネ」のお話です♪

コルネの作り方や使い方を学びましょう。

とっても便利なコルネ

コルネは好きな素材・大きさで作れるので、さまざまな用途に大活躍♪
例えば、アイシングをパイピングする際など、少量で細かい絞りをしたいときには必須です。

他にも、フルーツソースやチョコソース・ナパージュ・ガナッシュ・バタークリームなどなど、皿盛りやケーキのデコレーションにも重宝します。
コーティング用チョコを入れれば、チョコ飾りを作るのもらくらく♪

OPPシートを使うと、水分が多いものにも使えるので安心。中身が乾燥しにくく、強度も◎

あめ細工など、温度が高いものには紙のコルネを使います。

ささっと作れるといろんな場面で使えるので、コルネ作りはぜひ習得したい技術のひとつです。

コルネの作り方

早速コルネの作り方をご紹介します。

用意するもの

  • オーブンペーパーやOPPシート
  • *長方形でも正方形でもOK

下準備

  • オーブンペーパーやOPPシートは対角線でカットする。
  •  
    *カットした部分がコルネの先端になるので、決してギザギザにならないようスパッときれいに切ること。
    切り口が乱れると、繊細な絞りには使えなくなります。

オーブンペーパーでの作り方

  1. コルネの先端になる辺りを親指で押さえて持つ。
  2. *コルネの先端は、いつも直角の対辺(斜辺)にできます。巻くときの向きを間違えないように注意!

    長方形をカットした場合は、直角を挟む2辺のうち、短い方(A)から巻きます。

  3. 親指で持った部分を軸にしてAを巻いてB付近に重ね、円錐を作る。
  4. Cを円錐に巻き付け、B付近で重なった3枚を親指と人差し指でつまむ。
  5. 巻き付けた外側の紙を親指と人さし指でこすり合わせるように矢印方向へ引き、先端を締める。
  6. 重なった部分がずれないように内側へ一緒に折り曲げて、固定すれば完成。

注意するポイント

4で巻いた紙の内側に隙間が出来ないようにすること。
右の画像は、矢印の部分に隙間ができているのでNG。

OPPシートでの作り方

OPPシートを使う場合は、2cmほどに切ったテープを用意しておきましょう。
15cm角のOPPシートを使ってやってみます。

  1. 持ち方などは長方形の場合と同じ。
  2. 正方形をカットした場合は、AとBがきっちり重なるように巻き付けましょう。

    *Cを巻き付けたとき、3枚がきっちり重なっていること。バラバラなのはNGです。

  3. 先端を締めたら、ずれないようにテープを縦に貼って留めたら完成。

何枚かまとめて作って重ねておくと、すぐに使えて便利です♪

コルネの詰め方

コルネに詰めるときもOPPシートで作ったものを使う場合は、2cmほどに切ったテープを用意しておきましょう。

  1. テープで止めたところ(シートが重なった部分)が裏に来るように持ち、中身を入れる。
  2.  
    チョコレートなど流動性のあるものは、スプーンでたらし入れる。
    かためのアイシングなどは、パレットナイフや小さなスプーンの先端にのせ、奥まで入れてコルネごと先端を指で挟んで引き抜く。

    *あふれるのを防ぐため、詰める量はコルネの半分ほどに。

  3. 口を手前に折り、左右からも斜めに折ったら、真ん中を巻く。
  4. *巻く向きを決して間違えないように!!テープで止めたほうへ向かって巻くと、コルネが緩んでしまうことがあるので気を付けて。

  5. コルネがしっかり張ったら、巻いたところを用意したテープで留めればOK。

好みの太さになるまで、先端を少しずつまっすぐカットしましょう。

上手に絞れない原因はコルネかも

繊細な線や模様を描くときほど、コルネはとても重要。

先端がとがっていない・ねじれているなどの不備があると、出てくるアイシングやチョコが細くできない・つぶれる・ねじれて出てくるといったことが起き、思うようなラインが描けません。

先がとがるようにしっかり締めることが大切です。

とがっているように見えても、締めが弱いほうは水漏れが…。

カット後、ねじれて出てくるのもNG。

アイシングやチョコがねじれて出てくると、うまく模様を描くことができません。
このようにコルネ作りはとても大切なのです!!

コルネが作れるとパイピングもきれいに

コルネがうまく作れると、パイピングにも挑戦できます。

パイピングとは、アイシングなどを細く絞り出して文字や模様を描く技法。
たらし書きとすり書きの2種があり、さまざまな応用ができます。

コルネは市販のチョコペンが使いづらいときにも

便利な市販のチョコペン。でも、繊細な文字や模様を描くときは、細いコルネのほうが圧倒的に便利。描きにくいときはコルネに移してしまいましょう♪

一部を詰め替えたいだけなら絞り口から。全て移してしまうなら反対側から詰め替えると楽ちん。

チョコペンとコルネで文字の太さを比較してみました。
一番上がチョコペン。真ん中と下はコルネのカットを変えて太さを調整したもの。

チョコプレートを置いてみましたが、イメージできますか?

動画でおさらい

最後に

コルネの作り方や使い方、お分かりいただけたでしょうか。

お菓子作りに欠かせないコルネ。
ぜひいろいろなものに活用してくださいね♪

【おすすめの特集】アイシングクッキーの作り方アイシングクッキーの作り方の特集はこちら

date
2020/06/03
writer
misa
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

スイーツ好き、おしゃべり好き♡お菓子教室の講師は天職だと最近感じています(笑)少しでもお役に立てるお話が出来たら嬉しいです♪

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