5,500円以上ご購入で送料無料! - 4/30(火)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

プレーンサブレのレシピ・作り方

date
2023/09/05
writer
Ordinaire
category
お菓子作り

バターの風味が楽しめる♪シンプルなサブレを作りませんか?

初めてのお菓子作りが「型抜きクッキーだった」という方も多いのではないでしょうか。

クッキー生地にはいくつか種類がありますが、今回はサブレのレシピをご紹介。
初めての方でも失敗しにくいよう丁寧にお教えします。

サブレとは

サブレとは、バターの風味が豊かなサクサク軽い食感のクッキーの一種。
タルト生地などお菓子のパーツとしても使うこともある汎用性の高い洋菓子です。

小麦粉とバターをあわせ、小麦粉の粒子に油脂の膜を作ってサラサラの砂状にしてから水分(卵や水)を加える「サブラージュ法」などの作り方があります。

名前の由来は、フランス・ノルマンディ地方のサブレシュールサルトという町が発祥だからという説や、サクサクとした食感が砂を連想させることからフランス語で「砂」を意味する「Sable(サブル)」に由来するという説など諸説あります。

基本のサブレのレシピ(6×5cmの楕円型9枚と直径4.5cmの菊型6枚程度)

バターの香りが楽しめるシンプルなプレーンサブレは、おやつにもぴったり!

材料

  • 薄力粉(エクリチュール)…100g
  • 発酵無塩バター…50g
  • 粉砂糖…50g
  • 卵黄…1個分
  • 塩…ひとつまみ

  • 卵黄(照卵用)…10g
  • 卵白(照卵用)…5g

薄力粉はエクリチュールかドルチェを使用するのがおすすめ。バイオレットなどタンパク含有量低めの薄力粉だと、この配合では少し型崩れするかもしれません。

下準備

  • 薄力粉は少し大きめのボウルへ入れ、無塩バターは親指大にカット。それぞれ冷蔵庫へ入れて冷やしておく。

  • 照卵用の卵黄と卵白をよく混ぜ合わせ、ラップをしておく。

  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. 卵黄に塩ひとつまみと粉砂糖を入れ、クリーム状になるまでゴムベラで混ぜておく。

  2. 冷やしておいた薄力粉のボウルに冷たい無塩バターを入れ、粉をまぶしながらカードで細かく刻む。

  3. 両手のひらをこすり合わせたり、バターの粒を指先で手早くつぶしたりして、粉チーズのようなサラサラの砂状にする。

  4. 3の中央に窪みを作り、1を全て流し入れる。

  5. カードで切るように混ぜ、なじませていく。

  6. カードで生地を半分に切っては重ねるのを数回繰り返し、全体をまとめる。

  7. 生地がひとまとまりになったら円盤状にしてラップの上に置き、ぴったりと包む。
    冷蔵庫へ入れ、30分~1時間程度休ませる。

  8. ベーキングペーパーを大きめにカットし、半分に折り目をつけておく。

  9. 冷やしておいた生地を出し、手のひらを使って軽く練り戻す。

  10. 簡単な棒状に成形し、用意しておいたベーキングペーパーの片側にのせる。

  11. ベーキングペーパーで挟んでめん棒でのばし、5mm程度の厚さにする。

  12. ベーキングペーパーに挟んだまま、まな板などにのせて冷蔵庫に入れ、30分間以上冷やす。

  13. 冷えた生地を冷蔵庫から出し、ベーキングペーパーを上下ともはがす。

  14. 軽く強力粉をまぶした好みの型で生地を抜く。
    *スタンプクッキー型を使う場合は、生地のほうにも軽く粉を振っておく。

  15. まな板など平らなものにのせたシルパンに、抜いた生地を少し間隔をあけて並べる。

    照卵を塗る場合は、ハケで軽く一塗りして乾くまで冷蔵庫に数分間入れる。

  16. 照卵を二度塗りし、フォークで十字に模様をつける。
    *やわらかくなっている生地があれば、冷蔵庫でかたくなるまでしっかり冷やす。

  17. よく冷えた生地をシルパンごと天板に移す。
    170℃のオーブンに入れ、15~20分間焼成。

  18. 裏側にもきれいな焼き色が付けば焼き上がり。
    ケーキクーラーなどに移して冷ましたら完成。

保存方法

完全に冷めたら、乾燥剤を入れた密封容器に入れておきましょう。

室温なら1週間程度、冷蔵庫に入れておけば2週間程度は保存が可能です。

プレゼント用にラッピングする場合も、湿気ないように気をつけましょう。

レシピのポイント

おいしいサブレを作るために重要な3つのポイントをまとめました。

ポイント1.バターが溶けないように作業する

サクサクの軽い食感を出すためのポイントは、作り方3のサブラージュ作業でバターを溶かさないこと!
粉もバターも、作業直前まで冷蔵庫に入れておきましょう。

また、卵黄と塩はそのまま薄力粉に混ぜると分散しにくいので、あらかじめ粉砂糖とあわせてクリーム状に。こうしておけばムラなく混ざりやすくなります。

ポイント2.生地をのばす際はベーキングペーパーを使う

生地をのばす際は、ベーキングペーパーを使うのがおすすめです。
ラップだとシワがよりやすく、できたシワに生地が入り込んでのばしにくい可能性があります。

ポイント3.冷えた生地を焼く

オーブンに入れるときに生地がやわらかいと型崩れの原因に。
必ず冷たい状態の生地を焼くようにしましょう。

基本を押さえればアレンジも♪人気のサブレを楽しもう

今回は、ティータイムにも喜ばれるシンプルなプレーンサブレをご紹介しました。

タルトやクッキーサンドなどのパーツとして使うことも多いサブレ生地。このレシピは膨らみにくいよう水分が少ない配合にしたので、膨らみによる型崩れが気になるお菓子にも◎

基本の作り方を知っていると、失敗が減るだけでなくアレンジができるようになると思います。
まずはプレーンサブレをマスターして、さまざまなお菓子をお楽しみください。

date
2023/09/05
writer
Ordinaire
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

図画工作の延長で製菓学校に入学、卒業後はお菓子教室主催。 本格スイーツも“おうちで作ってみたい“を叶えられるシンプルなレシピを考えています!

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

コンビニのあの食感!クリームあふれるやわらかシュークリームのレシピ

コンビニやスーパーで人気の「あのスイーツ」を再現!シュークリームは誰からも愛される定番スイーツ♪今回ご紹介するのは、コンビニやスーパーで売っている、やわらかいシュー皮にとろけるクリームがたっぷり詰まったシュークリームが作...

スポンジ生地とロールケーキ生地の違い

読めば解決!スポンジ生地とロールケーキ生地について知ろうスポンジ生地とロールケーキ生地。この2つの違い、ご存じですか?似たような生地だからと、スポンジ生地をシート状に焼いてロールケーキに使ったり、ロールケーキ生地をデコレ...

シースケーキのレシピ、パウンド型で長崎名物を作ろう!

長崎県のご当地菓子・シースケーキ長崎名物「シースケーキ」をご存じでしょうか?ふわふわスポンジにカスタードクリームをサンドし、生クリームと缶詰めフルーツを飾った素朴な味わいのケーキ。今回のコラムでは、パウンド型を使用したシ...

何度も作りたい!お手軽マフィンレシピ4選

簡単に作ることができるマフィン♪マフィンは、少ない材料で手軽に作ることができるのが魅力です。そして、シンプルな工程だからこそ味のアレンジも自由自在。今回は、バリエーション豊富なマフィンのレシピをまとめてご紹介します。1....

【cottaコラムライターが選ぶ!】おすすめコラムvol.3

読みたいコラムが満載!「あの人」のおすすめはどれ?作りたくなるお菓子・パンのレシピや、誰もが知りたかった比較検証など、数々のコラムを執筆中のcottaコラムのライター陣。お菓子やパンに造詣の深い彼女たちが注目するコラムっ...

おすすめ PICK UP!

プレーンサブレのレシピ・作り方