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基本の山型食パン(1斤)のレシピ【はじめての手ごね】

date
2023/02/20
writer
おきパン
category
パン作り

はじめての食パン作りに、人気の山型食パンはいかが?

手作りパンの中で、誰もが一度は作りたくなる王道のパンといえば山型食パンではないでしょうか。

今回のコラムでは、パン作り初心者さんでもわかりやすいよう、ストレート法で作る山型食パンのレシピをていねいに解説!

手ごねでパン作りを始めてみませんか♪

最初に買うならこれ!1斤用食パン型

はじめて食パン型を買うなら、黒色食パン型シリーズの「食パン型1斤蓋付き(勾配あり)」がおすすめ。

一般的なアルタイト製の型だと、「空焼き」という下準備が必要。
空焼きは、生地の型離れをよくするために欠かせない作業ですが、ちょっと手間がかかるのも事実。

空焼きについてはこちらのコラムをチェック
アルタイト製食パン型の空焼き方法

でも黒色食パン型シリーズは、なんと空焼き不要!
内側にフッ素加工がされているので、オイルスプレーをするだけで簡単に使用できます。

特徴的な真っ黒な塗装は熱を吸収しやすく、きれいな焼き色が付く優れもの。
黒一色の見た目が美しく、テンションも上がります♪

このシリーズは、1斤型以外にもさまざまなサイズがあります。

基本の山型食パンのレシピ(食パン型1斤1台分)

シンプルな配合で、小麦のうまみをしっかり感じられるレシピです。

材料

  • 国産強力粉(春よ恋)…100g
  • 外国産強力粉(イーグル)…150g
  • 塩…3g
  • 砂糖…25g
  • ドライイースト…3g
  • 無塩バター…25g
  • 水…165cc

下準備

  • 無塩バターを常温に戻しておく。

作り方

  1. ボウルに強力粉と塩を入れ、塩の反対側に砂糖とイーストを置きます。

    イーストに向かって水を流し入れ、ヘラなどでひとまとまりになるまで混ぜます。

  2. 作業台へ生地を移し、手のひらの付け根を使って体重をかけながらこねていきます。

    手前から奥へ擦り付けるようにのばし、生地を集めてまた奥へ擦り付けるというこね方がやりやすいと思います。

  3. 表面の凹凸が少なくなってきたら無塩バターを加えるタイミング。
    生地を軽く広げて無塩バターをつぶしながら加え、さらによくこねていきます。

    最初はベタベタしますが、必ずまとまるので根気強くこねてください!
    バターが生地になじんできたら、生地の端を持って台へ打ち付け、向きを変えてまた打ち付ける「たたきごね」がおすすめです。

  4. 表面がなめらかになってきたらグルテン膜をチェックします。
    生地の端を優しく広げてみて、写真のように破れず膜が張ったように広がればこね上がりのサインです。

    きれいに広がらずに破れるようならこね不足!追加で5分間こね、再度グルテン膜のチェックをしてみてください。

    こね不足の生地はどうなる?詳しくはコラムをチェック!
    パン生地は、こねが足りないとどうなるの?
  5. 表面が張るように丸め、ボウルへ入れて乾燥しないようラップをかけます。

    約2倍の大きさになるまで一次発酵に入ります。目安は、30℃で30~40分間。

  6. 指で生地を押してみて、跡がそのまま残れば発酵完了。

    反発するようなら発酵不足なので、もう少し発酵を続けてください。
    空気が抜けてしまうようなら過発酵となってしまうので、要注意!

    パン生地の発酵とは?詳しくはコラムをチェック!
    パン生地を発酵させすぎた!過発酵とは?
  7. ボウルから作業台へ出し、ガス抜きをします。

    ガス抜きとは?詳しくはコラムをチェック!
    パン生地にガス抜きが必要なのはなぜ?
  8. 生地を3等分したら1つずつきれいに丸め直してラップをかけ、15分間ベンチタイムを取ります。

    ベンチタイムとは?詳しくはコラムをチェック!
    パン作りでベンチタイムが必要な理由
  9. 麺棒でガスをしっかり抜きつつ、写真のように長方形にのばします。

  10. 両端を折り畳みます。

    麺棒を軽く当ててなじませ、手前からくるくると巻きます。とじ目をしっかりとじましょう。

    *あまり強く巻きすぎると、二次発酵や焼成のときに生地が裂ける原因になるので注意!

  11. オイルスプレーを振りかけた型に生地を入れます。
    順番は、両端→中央の順。

  12. 乾燥しないようラップなどをかけ、型から生地の頭が2~3cm出るまで二次発酵。
    目安は、40℃で1時間程度。

  13. 180℃に予熱したオーブンで28分間焼成。
    焼き上がったら型ごと台に数回打ち付け、腰折れを防ぎます。

    パンの腰折れとは?詳しくはコラムをチェック!
    パンが腰折れしてしまうのはなぜ?
  14. すぐに型から出せば、完成♪

*ストレート法で作る!山食パン*」の詳しいレシピページはこちら。

レシピのポイント

はじめて食パンを作る方でも失敗しないよう、ポイントをまとめました。

1.国産小麦と外国産小麦のいいとこどりで失敗知らず

今回のレシピでは、山型食パンが成功しやすいよう2種類の小麦粉を配合。
粉に甘みがある国産小麦と、窯伸びの良い外国産小麦の2種類を使っています。

全て国産小麦で作ってしまうと膨らみが鈍く、失敗しやすいので注意。

国産と外国産の小麦のいいとこどりで、おいしく成功しやすい配合を作りました。

小麦粉の違いについて、詳しくはコラムをチェック
国産小麦と外国産小麦の違いは?焼き比べてみました

2.成形時のガス抜きはしっかり行う

成形するときは、麺棒でできる限りガスを抜きましょう。

ここでガスを抜かないと、焼き上がりの断面に穴が開いてしまう原因に。

まずは形を気にせず麺棒でガス抜きを行い、抜き終わったら手で長方形に整えるといいですよ。

3.二次発酵の見極めが重要

二次発酵は時間がかかると思いますが、しっかりと生地の頭が型から出るまで発酵させてください。

ここでしっかり発酵時間を取ることが、きれいに焼き上げるコツです♪

コツをつかんで自家製パンを楽しもう!

型を使って焼く食パンは、初心者の方でも失敗しにくいパンだと思います。

しっかりこねること、しっかり発酵させることを意識して作ってみてください。
自分で焼いたパンのおいしさは格別ですよ♪

【おすすめの特集】黒色食パン型シリーズ黒色食パン型シリーズの特集はこちら

date
2023/02/20
writer
おきパン
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

家庭で簡単に、シンプルな材料で作れるパンやお菓子が大好きです♪ 見た目かわいく、味もおいしいレシピをご提供できればと思います*

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