成功するテンパリングガイド
Tempering
ご家庭でワンランク上のチョコレート作りをしたい方、必見。
テンパリングについて詳しく解説しています。
ツヤがあり口溶けのよい美味しいチョコレートを目指しましょう。
3/27(月)16:00まで
Tempering
ご家庭でワンランク上のチョコレート作りをしたい方、必見。
テンパリングについて詳しく解説しています。
ツヤがあり口溶けのよい美味しいチョコレートを目指しましょう。
【室温と湿度の管理】
・テンパリングを行う部屋の温度は18~23℃、湿度は45~55%に。電子レンジとカカオバターパウダーを併用した方法。
少量のチョコレートでも失敗が少なく、初心者の方にもおすすめです。
1.ムラなく溶けるように、チョコレートを細かく刻む
タブレット状のチョコレートも溶けやすくするために細かく刻みましょう。2.ボウルに200g程度のチョコレートを入れ、ラップをせずに600wで1分加熱する
ボウルは電子レンジに対応しているガラス製やポリカーボネート製などをお使いください。3.底からよく混ぜ、さらに600wで30~40秒追加して加熱する
ゴムベラをつかって底からよく混ぜる。レンジで加熱する際には、焦げやすいので注意が必要です。4.溶け残りがないように、よく混ぜる
45~50℃になっていればOK。5.ゆっくりと混ぜながら、34℃程度になるまで温度を下げる
空気が入らないようにゴムベラでゆっくりと丁寧に混ぜる。6.カカオバターパウダー(全量の1%程度)を加えてよく混ぜ、32℃になるように調整する
チョコレートの温度が下がってきたら、36℃以上にならないように注意をしながら5秒単位でレンジで温めて温度を保つ。【ポイント】
・チョコレートは焦げやすいので、高いワット数での加熱には注意してください。湯煎でチョコレートを溶かし、温度を上げ下げして温度調整を図る一般的な方法。
特別な道具や材料を必要としないため、普段お菓子づくりをしない方にもおすすめです。
1.ボウルを準備する
使用するボウルは同じサイズの深型で揃えるのがおすすめです。2.ボウルに刻んだチョコレートを入れて、お湯(50~60℃)を準備する
お湯の温度は50~60℃で絶対に沸騰させないこと。3.湯煎にかけ、チョコレートを45~50℃に温めて溶かす
60℃以上になるとチョコレートの結晶が粗大化し、ざらつきがでてしまうので温度には十分に注意する。4.15℃程度の水を張ったボウルにつけて底を冷やしながら、チョコレートをゆっくりと混ぜる
水がはねてボウルに入らないように注意しながら、空気が入らないようにゴムベラで丁寧に混ぜる。チョコレートの一部をマーブル台の上に直接広げて、温度を均一に下げ、残りのチョコレートに戻す方法です。
今回は、マーブル台ではなくOPPフィルムをつかって解説します。
マーブル台ではなくOPPフィルムを使用する場合
木製以外のテーブルやステンレス台に消毒用アルコールを吹きかけて、その上にOPPフィルムを敷きます。1.チョコレートを45~50℃で溶かす
チョコレートの温度が均一になるように湯煎で溶かします。この際、空気が入らないように手の動きはゆっくり丁寧に。2.全体の2/3~3/4量のチョコレートをOPPフィルムの上に広げる
OPPフィルムに広げるチョコレートの量は、種類やメーカーにより異なります。3.OPPフィルムの上にチョコレートを広げて集める作業を繰り返し、27~29℃に温度を下げる
ドレッジをつかってチョコレートをフィルムに広げる際には、空気が入らないように丁寧にゆっくりと。4.広げたチョコレートを中央に集め、OPPフィルムを三つ折りにする
チョコレートをドレッジで中央に集め、その状態のままOPPフィルムを三つ折りに。5.残りのチョコレートが入っているボウルに戻す
三つ折りにしたチョコレートを残りのチョコレートに戻します。6.ゆっくりと混ぜて32℃までチョコレートの温度を調節する
温度が均一になるように丁寧に混ぜて、32℃に温度調節をしたら、テンパリング完了。OPPに残ったチョコレートは冷蔵庫へ
OPPフィルムに残ってしまったチョコレートは、丸めてそのまま冷蔵庫へ。cotta オリジナル ドレッジ
¥295 税込 20%OFF
cotta 赤外線温度計
¥3,973 税込 30%OFF
刻んだチョコレートを入れて温度を調節する方法です。
1.全体の3/4量のチョコレートを45~50℃で溶かす
チョコレートの温度が均一になるように、ゴムベラで混ぜながら湯煎で溶かします。この際、空気が入らないように手の動きはゆっくり丁寧に。2.全体の1/4量のチョコレートを細かく刻む
フードプロセッサーを使ってもOK。3.溶かしたチョコレートに刻んだチョコレートを加えてよく混ぜる
温度が均一になるように丁寧に混ぜます。4.スティックブレンダーで気泡を抜く
最後にスティックブレンダーで気泡を抜き、32℃に温度調節をしたら、テンパリング完了。少量(100g程度)のチョコレートでテンパリングを取りたいときにおすすめの方法です。
テンパリングがうまくできているか、テストをして確認してみましょう。
1.チョコレートをドレッジですくって薄くつける
ドレッジに薄くチョコレートをつけたら、17~18℃の室温に2~3分、または冷蔵庫に1~2分置く。2.さわってしっかり固まっていればテンパリング成功
さわって指にチョコレートがくっつかない程度に固まっていれば成功。失敗例①部分的に固まっていない
チョコレートの結晶点を通過し、最後に温度を上げすぎると固まりきらないところが部分的に出てくる。失敗例②ファットブルーム
白っぽく、マットに固まってしまった場合も失敗です。 写真のような状態をファットブルームといい、固まり切らなかったカカオバターが表面に浮いてきてしまっています。これは、結晶点や作業温度が高すぎることによって生じます。テンパリングに関するよくある質問をまとめました。
A.適した温度は15~18℃、湿度は45~55%
A.テンパリングは何度でもやり直し可能
A.それぞれのメリット・デメリットを把握して、ご自身にぴったりの方法を選びましょう
A.ドライヤーを使う
A.テンパリング不要チョコレートを使う
"失敗"から学ぶ、成功する基本のお菓子シリーズでも、テンパリングについて解説しています。
テンパリングしたチョコレートをつかったアレンジレシピもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
チョコレートのテンパリングガイド
© 2006 cotta. ALL rights Reserved.