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フライパンで焼くスコーンのレシピ

date
2022/03/03
writer
an
category
お菓子作り

オーブンがなくてもスコーンは作れる!

焼きたてのスコーンのおいしさは格別!でも、オーブンがないと作れないと思っている方が多いのではないでしょうか。

でも実は、スコーンはフライパンで焼くことができるんですよ。

今回は、フライパンで作れるスコーンのレシピをご紹介します。

フライパンで焼くスコーンのレシピ(5~6cmの丸または菊型6~7個分)

材料

  • 薄力粉…200g
  • グラニュー糖…20g
  • ベーキングパウダー…7g
  • 塩…ひとつまみ
  • 無塩バター…60g
  • 卵(Mサイズ)…1個(50g前後)
  • 生クリーム…50g(卵と合わせて100gになるように調整)

下準備

  • バターは1cm角に刻み、冷蔵庫でよく冷やしておく。
  • 薄力粉も冷蔵庫で冷やしておく。
  • 卵を溶いて、生クリームを混ぜておく。

作り方

  1. ボウルに薄力粉・グラニュー糖・ベーキングパウダー・塩を軽く混ぜてから、バターを加える。
    カードで刻むようなイメージで、バターを細かくする。

  2. バターがある程度細かくなったら、指先や手の平で擦るようにして、米粒程度の大きさになるまで更に細かくする。
     
    *手を冷やした状態で行うと、バターが溶けにくく作業しやすくなります。

  3. 生クリームと卵を加え、カードで切り混ぜる。
    写真のようにまとまってきたら打ち粉をした台に取り出し、軽くこねるように手でひとまとめにする。

    *生地が扱いにくい場合は、ラップに包んで冷蔵庫で20分間ほど休ませてください。生地が冷えて扱いやすくなってから、次へ進みましょう。

  4. 生地に打ち粉を振り、ラップに挟んで1cmの厚さにのばす。
     
    ラップを外し、生地の上面が外側になるよう2つに折り畳む。上から軽くめん棒を転がして生地同士を密着させ、2cm弱の厚みにする。

    ここがポイント
    折り畳んで成形すると、食べるときに上下の厚みが均一に割りやすくなるのでおすすめです。

    こだわりがなければ、最初から1.5~2cmほどの厚みになるよう、のばしたり手で丸めたりしてもOK。

  5. フライパンを弱火で予熱する。
    その間に5~6cmの丸や菊型に打ち粉をしながら、生地を抜く。最後の余り生地は丸めて1.5cmの厚さにする。

    全部抜き終わるまでフライパンにはのせないこと。

  6. 抜き終わったら生地の表面になるほうを底にして、一度にフライパンに並べる(写真では、26cmのフライパンを使っています)。

    *オーブンのように予熱に時間がかかるわけではなく、フライパンが温まっていればOK。型を抜き終えたら、すぐに並べて大丈夫です。

  7. すぐにフタをして、中弱火にする。
    5~7分経ったら小さなフライ返しやへらなどで底面を少し持ち上げ、程よい焼き色が付いているか確認する。

    *焼き色が付いていない場合は火力が弱すぎます。焦げそうなほど焼き色が付いている場合は、火力が強すぎるので調整しましょう。

  8. 適度に焼き色が付いたら手早く裏返し、再度フタをする。

  9. 弱火~中弱火の間で調整しながら、10~13分間焼く。
    均一に火が入るよう、少しずつ熱が当たるところをずらすなどして、適度に焼き色を付ける。

    ここがポイント
    もともとやわらかめの生地ですが、10分間焼いたところで側面を触ってぶよぶよしていたり、工程10の写真の状態にして崩れたりしそうな場合は火力が弱すぎます。ほんの少し火力を上げて焼いてみてください。

  10. 生地の側面がフライパンの面に当たるように立てる。
    側面から内側に熱を通すイメージで、たまに転がしながら弱火で5~7分間焼く。

  11. 側面が適度なかたさになり、うっすらと焼き色がついたら焼き上がりの目安。
    ケーキクーラーの上に取り出して冷ませば、完成!

割るとこんな感じです。

今回ご紹介した生地は冷めてもかたくならない配合ですが、トースターで温め直すとサクッとした食感が蘇ります。
たっぷりのクリームやジャム、フルーツなどを添えてどうぞ♪

生焼けになってしまった場合は?

フライパンはオーブンとは熱の通り方が違うので、慣れるまでは練習が必要かもしれません。

生っぽくなってしまった場合は、応急処置として電子レンジで加熱してください。

形を変えてアレンジも

スコーンをフライパンで焼く場合、丸以外にもおすすめの形があります。

例えば、ハート形。オーブンで焼くと表面が割れたり輪郭が崩れたりして、形がわかりにくくなってしまうことも。フライパンで焼けば、抜いた形のまま焼き固まるため、表面がひび割れることはありません。

もし側面が膨らんできてしまっても、その都度へらの面で押さえるなどして整えれば、きれいな形に焼き上がります。

また、三角形や四角形に6等分するのも◎これなら型も不要です。
よく切れるナイフを使いましょう。

ちなみに、星形などは側面がフライパンに接しないので火が通りにくくなってしまいます。
“側面がフライパンに接する形”を選ぶのがポイントです。

動画でチェック!

https://youtu.be/g65RwozU45w

フライパンで気軽にお菓子作り♪


フライパンで焼いたスコーンは、オーブンとは膨らみ方や側面の食感が変わってきますが、同じくらい風味豊かに仕上げることができます。

オーブンがなくても、フライパンを活用すればさまざまなお菓子作りが可能。コラム「オーブン不要!卵焼き用フライパンで作るブラウニーレシピ」もぜひご覧くださいね。

【おすすめの特集】スコーンレシピスコーンレシピの特集はこちら

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2022/03/03
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an
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お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
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自家焙煎珈琲専門店にて、焼き菓子作りやレシピ作成等を担当中。コツやポイントの理由を明確にしたレシピ作成を心がけています。

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