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必要なときに必要な分だけ!サワークリームパウダーの使い方

date
2021/07/13
writer
chiyo
category
お菓子作り

意外と出番の多いサワークリーム

卵やバターのような頻度では使いませんが、お菓子作りをするときに意外と出番が多いサワークリーム。でも、使い切ることができず、中途半端に残ってしまうなんてことも。

そんなときにもってこいなのが、今回ご紹介する「サワークリームパウダー」というアイテムです。

残ったサワークリームの賞味期限が気になる方だけでなく、近所に売っているところがなくて手に入れにくい方にも、便利に感じていただけるのではないでしょうか。

サワークリームパウダーを使って作る、チーズケーキのレシピもお教えします。

サワークリームパウダーってどんなもの?

まず、「サワークリーム」についてご説明しましょう。
サワークリームは、生クリームを乳酸菌で発酵させたもので、爽やかな酸味とコクがあるクリーム。生クリームのように液体ではなく、ペースト状の冷蔵保存食品です。

そのサワークリームを、パウダー状に加工したものが、「サワークリームパウダー」。
乾燥したパウダー状なので、常温保存できるのがうれしいポイント♪

使い方は簡単。お菓子やパンの生地に直接混ぜて使ったり、水と混ぜてペースト状にしたりと、さまざまな用途で使えます。

ペーストにする場合は、パウダーのグラム数の30%にあたる水分を入れてよく混ぜればOK!
フレッシュのサワークリームと同じように使うことができ、必要な分だけ用意することができるんです。

そう聞いても、なかなか信じられないですよね?私もです(笑)。
でも実際に使ってみて、驚きました。
通常のサワークリームよりも若干やわらかく感じましたが、扱いやすく便利!

サワークリームパウダーを使えば、お菓子にサワークリームの酸味とミルク感を簡単にプラスできます。

サワークリームパウダーを使ってみよう!

サワークリームを使うお菓子で一番に思いつくものといえば、チーズケーキ。
おうちで作りやすいお菓子のイメージですが、冷蔵の材料が多く、材料面ではハードルが高め。

今回はサワークリームパウダーを活用して、酸味とコクのバランスの良いシンプルなベイクドチーズケーキが作れるレシピをお教えします。

ベイクドチーズケーキのレシピ(15cmセルクル1台分)

タルト生地(土台)を作る

材料

  • 無塩バター…50g
  • 薄力粉…75g
  • 卵黄…10g
  • アーモンドパウダー…10g
  • 粉糖…30g
おすすめのアイテム
セルクル型(15cm)

下準備

  • 無塩バターは角切りにし、冷蔵庫でしっかり冷やしておく(または冷凍庫で凍らせておく)。
  • その他の材料は冷蔵庫で冷やしておく。

作り方

  1. 冷やしておいた材料をフードプロセッサーに入れて回し、ひとかたまりになったら止める。
  2. 生地をラップで包み、冷蔵庫で12時間以上休ませる。

  3. 作業台に打ち粉(分量外の強力粉)をし、生地を3mmの厚さにのばす。
  4. アクリルルーラーを使用して均一にのばしてください。

  5. 15cmのセルクルで抜く。
  6. シルパンを敷いた天板に生地を置き、セルクルを置く。
  7. *時間に余裕があれば、ここで3時間~半日程度冷蔵庫で休ませると◎

  8. 焼成する。
  9. 電気オーブン、180〜190℃で20〜25分間。
    ガスオーブン、170〜180℃で20〜23分間。

    *オーブンによって火力が違うので、焼成温度・時間は調整してください。

チーズのアパレイユを作って焼き上げる

材料

  • クリームチーズ…200g
  • グラニュー糖…70g
  • 卵黄…20g(M1個分)
  • 全卵…50g(M1個分)
  • サワークリームパウダー…50g
  • 水…15g
  • 生クリーム…30g
  • レモン果汁…5g
  • コーンスターチ…10g

下準備

  • クリームチーズは常温に戻しておく。
  • 卵黄と全卵を合わせておく。
  • オーブンを焼成温度より20℃高い設定温度で予熱しておく。

作り方

  1. クリームチーズをボウルに入れ、なめらかになるまでホイッパーで混ぜる。
  2. グラニュー糖を入れ、ホイッパーで混ぜる。

  3. 卵を少しずつ加え、ホイッパーで混ぜる。
  4. サワークリームパウダーに水を入れてよく混ぜ、ペースト状にする。
  5. 2に加えてホイッパーで混ぜる。
  6. 生クリームを加えてホイッパーで混ぜる。
  7. レモン果汁を加えてホイッパーで混ぜる。
  8. コーンスターチを一度に加えて混ぜる。
  9. 焼き上げて冷ましておいた土台に流し入れる。
  10. *セルクルには、軽く油脂を塗っておいてください。

  11. 予熱が完了したオーブンに入れて焼成する。
  12. 電気オーブン、170〜180℃で32〜37分間。
    ガスオーブン、160〜170℃で30〜35分間。

    *オーブンによって火力が違うので、焼成温度・時間は調整してください。

  13. 型から外して冷ましたら、出来上がり。

バランス抜群!ベイクドチーズケーキ」の詳しいレシピページはこちら。

ワンランク上の味をぐっと身近に

生クリームほど頻繁に使うわけでもなく、お料理での登場回数も少ないサワークリームは、余るのが怖くて買いにくい材料のひとつ。

サワークリームパウダーを使うことによって、お菓子作りをより身近に感じてもらえたらうれしいです。
ぜひ試してみてください。

date
2021/07/13
writer
chiyo
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

口に入れた瞬間に笑顔いっぱい広がるようなお菓子やパン作りまたそれを伝えていきたいと思ってます。不定期にお菓子教室開催。

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