手作りパン粉で料理の幅が広がる
食パンが余ったら、パン粉にするという方は多いのではないでしょうか。
材料は食パンのみ!フライやグラタン、ハンバーグなどさまざまな料理のレシピに活用できるので、あると便利な食材ですよね。
でも実は、ただ細かくすればいいというわけではないんです!
今回は、食パンを使ったパン粉の作り方をご紹介します。市販のパン粉も便利ですが、自宅で手作りすることで、より新鮮で好みの食感を楽しむことができますよ。
生パン粉と乾燥パン粉の違い
パン粉には、生と乾燥の2種類があります。違いを確認していきましょう。

生パン粉
生パン粉は、パンを細かく砕いたもの。
ふんわりとした質感と適度な水分を含んでいるため、フライの衣など揚げ物に使うと、サクサクしながらもソフトな軽い食感に仕上がります。

乾燥パン粉
乾燥パン粉は、生パン粉をしっかり乾燥させたもの。
水分をほとんど含まないため、長期間保存できるのが特徴です。揚げ物に使うと、ザクッ、カリッとした食感に仕上がり、時間が経っても衣をべたつかせたくないときにはこちらが向いています。
また、ハンバーグのつなぎとして使用すると、余分な水分を吸収し、適度にやわらかいジューシーな食感に仕上がります。

食パンから作る!簡単生パン粉の作り方
パン粉はさまざまな作り方ができます。ここでは2つの方法をご紹介します。
手でちぎる方法
細かくちぎるのには時間がかかり、仕上がりはやや大きめになりますが、そのぶん食感をいかしたい料理にぴったり。やわらかいままだと水分でまとまってしまうことがあるため、少し乾燥させた食パンを使うと作業しやすいですよ。

作り方
- トースターの低温で5~10分間ほど焼いたり、室温に数時間出しておいたり、乾燥してややかたくなった食パンを準備する。
- 好みの粗さになるまで、手でちぎる。
*もっと細かくしたい場合は、後述する「生パン粉を乾燥パン粉にするには?」を参考に、オーブンで乾燥させます。それを袋の中に入れて揉むと、より細かくなります。
ミキサーで粉砕する方法
ミキサーを使うと、細かく均一な粗さのパン粉を簡単に作ることができます。食パンは新鮮でやわらかい状態のものでも、少し古くなったものや冷凍しておいたものでも、状態は問いません。

作り方
- 食パンを適当なサイズにちぎり、ミキサーに入れる。うまく回るように、一度に入れすぎないよう注意する。
- ミキサーを数回パルスモード(手動で運転時間を操作できる機能)で動かし、食パンを好みの粗さになるまで粉砕する。
冷凍食パンから作る!簡単パン粉の作り方
冷凍保存しておいたパンは、おろし器ですりおろすのがおすすめです。力を入れすぎず、均等にすりおろしましょう。

もし冷凍庫から出したてのものがかたすぎてすりおろしにくい場合は、室温で半解凍の状態になるまで少し待ってください。
ただ、パンは意外と解凍されるのが速いので、やわらかくなりすぎないうちにすりおろすのがポイントです。
もちろんミキサーやフードプロセッサーでもOK。その際、食パンがかたすぎると刃が回りにくくなるので、冷凍庫から出してすぐではなく、室温で少しやわらかくしたものを使ってください。
生パン粉を乾燥パン粉にするには?
生パン粉を乾燥パン粉にする場合、とろ火のフライパンで絶えず混ぜながら煎る方法もありますが、つきっきりになります。ここではオーブンを使う方法をご紹介します。
焼き時間は30〜40gのパン粉を広げた場合なので、量が違う場合は様子を見ながら調整してください。

作り方
- 画像のように、生パン粉をできるだけ重ならないように天板に広げる。
- 低温(100℃程度)に予熱したオーブンに入れ、約40分〜1時間ほど乾燥させる。
*焦げないように、低温でゆっくりと時間をかけて乾燥させるのがポイント。 - 全体が均等に乾燥するように、途中でパン粉をかき混ぜる。
- 天板を取り出し、完全に冷ます。
パン粉の保存方法と保存期間は?
手作りのパン粉は、おいしく安全に使用するため、冷凍保存をおすすめします。
市販のパン粉は、製造過程で徹底的な衛生管理や乾燥が行われているため、保存期間が長くなる傾向にあります。しかし、手作りのパン粉の場合は、乾燥させたものであっても早めに使うことを心がけましょう。

生パン粉の場合
フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いて密閉し、冷凍保存で1ヶ月を目安に使い切りましょう。
パン粉にすることで表面積が増えて空気に触れる面積が多くなり、劣化しやすい状態になります。
※そういった点からタッパーなどの密閉容器よりもフリーザーバッグをおすすめします。
使いたい分だけトレーなどに入れ、室温に出しておけば数分で解凍されるので、すぐに使えますよ。
冷蔵保存はパンに含まれる湿気によってカビが生えやすくなるので、注意しましょう。
乾燥パン粉の場合
フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いて密閉し、冷凍保存で1~2ヶ月を目安に使い切りましょう。
手作りだと乾燥の具合もまちまちなので、生パン粉と同じ理由で、市販品ほど長持ちはしません。
生パン粉と比べて水分がほとんど含まれていないため、冷凍庫から出してすぐに使うことができます。
自家製パン粉で料理をさらにおいしく
手作りパン粉は市販のものよりも新鮮で、料理に合わせて粗さや状態を自由にカスタマイズできるのが魅力です。
パン粉の状態によって、例えばとんかつを軽い食感に仕上げたり、グラタンの表面をカリッと焼き上げたりと、いつもの料理をより理想の仕上がりに近づけることができるかもしれません。
食パン以外にもロールパンやフランスパンなどでも応用できます。自分好みのパン粉を作って料理を楽しんでくださいね。


















