5,000円以上ご購入で送料無料! - 7/29(月)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

お菓子作りにはちみつを使う効果とは?

date
2019/07/31
writer
みのすけ
category
お菓子作り

はちみつの特性を知ろう

風味豊かな甘さで、大人も子どもも大好きなはちみつ。
いつものお菓子に使うと、一味違う魅力をプラスしてくれるんですよ。

今回は、お菓子作りにはちみつを使う効果をご紹介します。
はちみつの特性を生かして、おいしいお菓子を作りましょう。

はちみつとは

はちみつとは、蜂が花の蜜から生み出す天然の甘味料。

蜂は花の蜜を巣で蓄えるときに体内の酵素を加え、羽の温風で水分を飛ばし濃縮します。
そうしてできあがるのがはちみつです。

栄養価が高く、美容や健康にも効果があるとされているはちみつ。
古来から食用・薬用として重宝されてきました。

はちみつは、花の種類によって色や風味がさまざまで種類が豊富。
ぜひ食べ比べてみて、自分好みのはちみつを見つけてくださいね。

はちみつの効果や特性

焼き菓子を作るときにはちみつを入れると、食感をしっとりさせたり焼き色が濃く付いたりします。

これは、はちみつの主成分である果糖による効果。
果糖は保水性があり、焼き色を付きやすくします。

そのため、はちみつはかすてらに使われることが多いんですよ。
蜂蜜かすてらプリンケーキ」のレシピは、はちみつの性質を生かしたおすすめのレシピなので、ぜひご覧ください。

ちなみに、はちみつのもう一つの主成分はブドウ糖。

ブドウ糖が結晶化すると、はちみつが白く固まります。
はちみつは冷えると固まりやすいので、常温で保存するのがおすすめ。

もし固まってしまっても、品質には問題ないのでご安心を。
湯せんで温めればすぐに元に戻りますよ。

ハニーレモンバターケーキのレシピ

はちみつの保水性を生かしたバターケーキ。
はちみつと相性抜群のレモンと焦がしバターが香ばしい、しっとりとしたケーキです。

バターケーキを作る

材料(18cmスクエア型1台分)

  • 無塩バター…90g
  • 全卵…2個
  • グラニュー糖…70g
  • はちみつ…20g
  • すりおろしたレモン皮…1/2個分
  • 薄力粉…90g

下準備

  • 型にバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)を振る。
  • オーブンを170℃に予熱する。

作り方

  1. バターを鍋に入れて加熱し、焦がしバターを作る。
  2. 全卵・グラニュー糖・はちみつ・レモンの皮をボウルに入れて湯せんに当て、ホイッパーで混ぜながら加熱する。
  3. ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。
  4. 薄力粉をふるい入れ、混ぜてなじませる。
  5. 焦がしバターも加えて混ぜ、準備しておいた型に生地を流す。
  6. 170℃で予熱しておいたオーブンを160℃に下げ、25~30分間焼く。
  7. 焼き上がった生地は、型ごと台に軽く打ち付けて型から外し、ケーキクーラーの上で冷ます。

仕上げ

材料

  • レモン…1個分
    *バターケーキを作るときに皮をすりおろしたレモンを使ってください。
  • グラニュー糖…下準備後のレモンの1/2量
  • はちみつ…下準備後のレモンの1/2量
  • 粉砂糖…150g
  • 水(かたさ調節用)…適量
  • ピスタチオ(ロースト)…適量

下準備

  • レモンを8等分のくし切りにする。

    皮の表面をすりおろした部分は、白い部分をそぎ落として半分にカット。
    皮の表面が残っている部分は、3mmの厚さに切る。

作り方

  1. レモン・グラニュー糖・はちみつを鍋に入れ、火にかける。
    水分が出てとろみが付いたら火を止め、冷ます。
  2. 1に粉砂糖を加え、水を少しずつ加えながらかたさを調節する。
    *塗りやすいかたさになればOK。
  3. 2をバターケーキにかける。
  4. お好みの大きさにカットし、ピスタチオを飾ったら出来上がり♪

「ハニーレモンバターケーキ」の詳しいレシピページはこちら

ざくほろ!ハニーチーズガレットのレシピ

塗り卵にはちみつを使って、こんがりとした焼き色に。
はちみつと相性の良いチーズを加え、香ばしいクッキーを作ってみました。

材料(4.8cm丸抜き型11個分)

  • 粉砂糖…40g
  • 薄力粉…150g
  • 粉チーズ(パルメザンチーズ)…40g
  • 無塩バター…70g
  • 卵黄…1個
  • はちみつ…5g
  • 卵黄…1個
  • はちみつ…4g
  • 水…適量

下準備

  • 材料は冷やしておく。
  • 薄力粉はふるっておく。
  • 卵黄を茶こしでこし、はちみつと水を加えて溶き、塗り卵を作っておく。
  • オーブンを150℃に予熱する。
  • 天板にシルパットを敷いておく。

作り方

  1. 粉砂糖・薄力粉・粉チーズを入れ、フードプロセッサーを回す。
  2. 全体が均一な状態になったらバターを加え、バターが細かくなるまで混ぜる。
  3. 卵黄とはちみつを加え、全体が大きなそぼろ状になるまで混ぜる。
  4. 14×16cmのフリーザーバッグに生地を入れ、袋の上からめん棒で伸ばす。
    均一な厚さに伸ばしたら、冷蔵庫で1時間休ませる。
  5. フリーザーバッグをはさみで開き、丸抜き型で抜き、シルパットの上に並べる。
  6. 塗り卵を塗って冷蔵庫に20~30分間入れ、フォークで筋を付けられる程度まで乾燥させる。
  7. フォークで筋を付け、150℃に予熱したオーブンで30~35分間焼成する。
    *中までしっかり火を通すのがポイント。
  8. 出来上がり♪

「ざくほろ!ハニーチーズガレット」の詳しいレシピページはこちら

レシピページでは、フードプロセッサーがない場合の作り方もご紹介しています。

はちみつの注意点

はちみつは、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。
乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあります。

乳児ボツリヌス症の原因であるボツリヌス菌は、高温で加熱しても生き残ることがあるため、加熱調理した料理やお菓子でも大変危険です。

腸内環境の整っていない1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないよう注意してください。

はちみつを使ってお菓子を作ろう

身近な材料、はちみつ。
焼き菓子に使うと、しっとりとした食感やきれいな焼き色を楽しむことができます。
はちみつの特性を生かして、ぜひお菓子作りの幅を広げてみてください。

【おすすめの特集】お砂糖大辞典お砂糖大辞典の特集はこちら
date
2019/07/31
writer
みのすけ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りがなにより楽しく、食べることも大好きです。菓子製造技能士2級(洋菓子)取得済。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

お菓子の材料を入れるタイミングに理由はあるの?

お菓子作りに大切なこと小麦粉・砂糖・卵・バター。シンプルな素材の配合、手順を変えるだけで、いろいろなものが出来上がる魔法のようなお菓子作り。その魔法の秘密は「お菓子作りの科学」にあります。難しい話キター!!と身構えないで...

【あのお店のケーキを再現!】くるみ入りチョコレートケーキのレシピ

チョコレートクリームたっぷりのあのケーキ!くるみが入ったチョコレートクリームをスポンジでサンドし、たっぷりのチョコレートクリームでコーティング。表面には、シンプルながら一目でそれとわかるデザインの絞りを施して♪今回は、フ...

イタリアンメレンゲで作るマカロンのレシピ、フレンチメレンゲとの違いは?

実は失敗が少ない!イタリアンメレンゲのマカロンかわいい見た目で多くの人に愛されているお菓子・マカロン。マカロンを作る工程で登場するメレンゲには、種類があるってご存じでしたか?メレンゲは、作り方によってイタリアンメレンゲ・...

材料4つ!自家製ホットケーキミックスの作り方&保存方法

ホットケーキミックスは手作りできます!便利でおいしいホットケーキミックス。ストックしているという方も多いのでは?でも、いざ使おうと思ったら買い置きがなかったり、スーパーで売り切れていたりなんていうことも。そんなときは、自...

グルテンフリーがうれしい♪米粉で作るお菓子レシピ4選

小麦粉の代わりに米粉を使ってグルテンフリーに小麦粉の代わりに、米粉を使うお菓子レシピが近年大注目されています。小麦粉をこねると粘りのあるグルテンが形成されますが、米粉はグルテンができないのが魅力。そのため小麦アレルギーの...

おすすめ PICK UP!

お菓子作りにはちみつを使う効果とは?