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おはぎとぼたもちの違いとは?

date
2020/03/10
writer
森嶋マリ
category
お菓子作り

お彼岸に食べる和菓子といえば

お彼岸に食べる和菓子といえば、「おはぎ」と「ぼたもち」。
そっくりな見た目の2つのお菓子ですが、「どう違うの?」と不思議に思ったことはありませんか?

萩の花が咲く秋に食べるのが「おはぎ」。
牡丹の花が咲く春に食べるのが「ぼたもち(牡丹餅)」。

一般的には季節によって名前を呼び分けていて、2つは同じものだといわれています。
でも実は、他にもさまざまな定義があるんですよ。

今回はお彼岸にぜひ手作りしてみてほしい、おはぎ(ぼたもち)の作り方をご紹介。
「おはぎ」と「ぼたもち」の違いについても詳しく解説します。

おはぎ(ぼたもち)のレシピ

作り方は意外にシンプルで簡単。でも、小豆をコトコトと煮るのに時間がかかるあんから手作りするのは大変。

今回は気軽に作れるように市販のあんを使う方法で作ります。
あんで包むものだけでなく、きな粉やごま味も一緒に作ってみましょう。

材料(あん9個分、きな粉・ごま各4個分ぐらい)

  • もち米…2カップ(300g)
  • 水…2カップ(400ml)
  • 塩…ひとつまみ
  • 黒ごま…15g
  • 砂糖(黒ごま用)…10g
  • きな粉…15g
  • 砂糖(きな粉用)…10g
  • あん…450g

作り方

  1. もち米をといでざるに上げ、15分間ほど水を切ります。
  2. 炊飯器に入れ、水を加えて1時間以上浸水させてから、塩を加えて炊きます。

  3. 炊き上がったもち米が熱いうちに、ぬらしたすりこ木などで軽くついて、粘りを出します。
  4. もち米を30g×9個・60g×8個に分けて俵形にし、「餅だね」を作ります。
  5. 軽くすったごま、きな粉にそれぞれ砂糖を加えて混ぜます。
  6. あんを50gずつ丸めます。
  7. 30gの餅だねをあんで包みます。
  8. *丸めておいたあんを平たくつぶし、真ん中に餅だねを置くと包みやすい。

  9. 60gの餅だねは4個ずつ、ごまときな粉をまぶします。
  10. *4で砂糖と合わせたごまときな粉の容器に餅だねを入れて、転がす。

  11. 出来上がり。
  12. 緑色のものは、うぐいすきな粉を使っています。

    きな粉やごまをまぶした餅だねの中に、あんを入れてもおいしいですよ。
    その場合は、餅だね45g・あん15gくらいの割り合いにするのがおすすめです。

「おはぎ・ぼたもち」の詳しいレシピページはこちら

きれいに仕上げるためのポイント

あんの分量は餅だねの1.7倍に

もち米の炊き上がりの分量は、米の状態や炊き方で変わってきます。

必要な個数に合わせて、1個当たりの餅だねの量を調節する場合、あんの分量は餅だねの1.5~1.7倍が目安。
あんが多いほうが包みやすいので、初めて作るときには1.7倍にしてみてください。

大きさをそろえる

ごまやきな粉をまぶすものは、あんで包む餅だねの約2倍の分量で作りましょう。
大きさがそろってきれいに見えます。

ラップを使う

餅だねやあんを丸めたり包んだりする作業は、慣れていないと難しく感じるかもしれません。
そんなときにはラップを使う方法がおすすめです。
作り方

  1. 餅だねとあんをそれぞれラップで包んで、丸めます。
  2. ラップを開いてあんを平たくつぶしたら、ラップを外した餅だねをのせます。
  3. ラップごと握るようにして、餅だねをあんで包みます。
  4. ラップを絞って、形を整えます。

おはぎとぼたもちの違い

おはぎとぼたもちには、冒頭でご紹介した花を由来とした名前の違いの他にどんなものがあるのでしょう。

粒あんvsこしあん

昔は、秋は粒あん・春はこしあんで作るものといわれていました。

秋に収穫したばかりの小豆は皮がやわらかいので、粒あんで。春まで保存した小豆は皮が固くなるので、皮を取り除いたこしあんが使われていたのがその理由。

現在は小豆の品種改良が進んで、季節を問わずおいしい粒あんが食べられるようになっています。

俵形vs丸形

おはぎとぼたもちには、俵形のような細長いものとまん丸いものがあります。

一説によると、愛らしい萩の花に似せてほっそりと小ぶりに作るのがおはぎ、大きくて丸い牡丹の花に似せて作るのがぼたもちともいわれていました。

おはぎとぼたもちの違いの正解は…?

これまでに挙げた違いをまとめてみましょう。

おはぎ

  • 秋に作る
  • 細長くて小ぶり
  • 粒あんで包む

ぼたもち

  • 春に作る
  • 丸くて大きい
  • こしあんで包む

では、これが正解なのかというと、今はそうでもないようです。
季節を問わず「おはぎ」で通している老舗の和菓子屋さんや、こしあんで包んだまん丸いものを「おはぎ」として売っているお店も見かけます。

そう考えると、今はもうおはぎとぼたもちの区別はなく、あんも形も好きなように作ればよいのかもしれませんね。

春なら、桜あんを使ってみるのはどうでしょう。
春らしい色味が加わって、一気に華やかな印象になりますね。

丸くて小ぶりなおはぎを詰め合わせに。
あんで包んだものの分量は、1個当たり餅だね20g・あん35g。きな粉やごまをまぶしたものは、餅だね50gです。

型にはまらない発想で楽しんで


昔ながらの懐かしい味わいの「おはぎ」と「ぼたもち」。
お彼岸には、ぜひ自由な発想で楽しんでみてくださいね。

date
2020/03/10
writer
森嶋マリ
category
お菓子作り

パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

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