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初心者さんにもおすすめ♪ビアリーのレシピ

date
2021/06/10
writer
森嶋マリ
category
パン作り

Nextブレイク!?ビアリーを作ろう!

ゆでないベーグルとも呼ばれている「ビアリー」をご存じですか?

日本ではまだあまりなじみがありませんが、ニューヨークではパン屋さんはもちろん、スーパーマーケットにも並んでいる根強い人気のあるパンです。

今回は、ビアリーのレシピをご紹介します。

ビアリーとは

ビアリーとは、丸く成形して中央をくぼませ、そこに炒めたタマネギをのせて焼き上げたパン。

食感はベーグルに比べるとやわらかく、外は香ばしくて、中はもっちり。子どもから大人まで食べやすい、シンプルなお総菜パンといってもいいかもしれません。
ベーグルのようにゆでる工程がないため、パン作り初心者さんでも安心して作れます。

ビアリーの歴史は古く、ベーグルと同じように、もともとはポーランドのユダヤ人が食べていたパンとされています。

ビアリーのレシピ

ニューヨークでも素朴な味わいが人気のビアリー。
まずは、オーソドックスなあめ色タマネギ入りのビアリーを作ってみましょう。

材料(6個分)

パン生地

  • 強力粉…300g
  • 砂糖…小さじ1
  • インスタントドライイースト…小さじ1
  • 塩…小さじ1
  • オリーブオイル…小さじ1
  • 水(冬はぬるま湯)…180g

フィリング

  • タマネギ…1個
  • ケシの実…小さじ1
  • 塩…少々
  • ブラックペッパー…少々

下準備

  • 天板にシルパンを敷きます(オーブンシートでも可)。
  • オーブンを200℃に予熱します。

作り方

  1. ボウルに強力粉から水までを入れて混ぜ、こねます。
  2. 生地がなめらかになったら丸め、ボウルに入れてフタをし、発酵させます。
  3. 発酵させている間にフィリングを作ります。
  4.  
    タマネギをみじん切りにし、植物油(分量外)を引いたフライパンであめ色になるまで炒めます。
    ケシの実を加え、塩とブラックペッパーを振ったら冷ましておきます。

  5. パン生地が2倍に膨らんだら、発酵終了です。
  6. 生地を6等分して丸め、シルパンを敷いた天板の上に並べ、発酵させます。
  7. ふっくらしたら、発酵終了です。
  8. 生地の真ん中をへこませ、縁が高くなるように、丸く広げます。
  9. へこませた部分にフィリングを小さじ1ほど入れます。
  10. 生地全体に霧吹きで水をかけ、塩とブラックペッパー(共に分量外)を振ります。

  11. 200℃に予熱したオーブンで15分間焼きます。
  12. *ガスオーブンを使っています。お使いのオーブンに合わせて、温度と時間を調節してください。

  13. 出来上がり。

ポイントはあめ色タマネギ

時間がないと、フィリングのタマネギをあめ色になるまで炒めるのは大変。
そんなときには、しんなりする程度に炒めれば大丈夫です。

ただし、おいしさではあめ色タマネギにはかないません。
炒めたタマネギは冷凍できるので、時間があるときにあめ色になるまで炒めて、冷凍保存しておきましょう。

一度に多めに作って冷凍しておけば、ビアリーはもちろん、他のお料理にも使えるので、とっても便利です。

フィリングをアレンジ

レシピではオーソドックスなタマネギ入りをご紹介しましたが、フィリングを自由自在に変えられるのも、ビアリー作りの楽しさです。

シンプルなパンなので、どんなフィリングでも◎あめ色のタマネギをトマトに変えるのもおすすめです。

トマトのフィリングの作り方

  1. ミニトマトを半分に切ります。
  2. オレガノやタイムなどのハーブをまぶしたら塩とコショウを振って、しばらく置いておきます。
  3. 生地にのせて、焼き上げてください。

翌日もおいしく

ビアリーは砂糖や油脂が少なめのパン生地なので、翌日はかたくなります。

でも、オーブントースターなどで温めれば大丈夫。焼きたての食感に戻って、おいしさがよみがえります。

粉の風味を楽しんで

素朴でシンプルに作るからこそ、粉の風味が感じられるビアリー。
ぜひ味わってみてください。

「茹でないベーグル・ビアリー【パン作り初心者もOK!】」の詳しいレシピページはこちら

date
2021/06/10
writer
森嶋マリ
category
パン作り
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パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

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