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【chiyo流】お菓子やパンの撮影テクニック

date
2018/05/04
writer
chiyo
category
その他

お菓子やパンの写真をすてきに撮るには…?


カメラと向き合って、まだ2年と少し。
まだまだ手探り。というか未知の世界。

このテーマでコラムを書くことになり、かなりうろたえています(笑)。

撮影方法を説明するほどの知識もなければ技術もありません。カメラの用語なんて全く知らないし…。

そんな私ですが、気をつけていることや思っていることが何点かあるので、ここでお話しさせてください。

カメラの本を読んでも、意味不明な言葉ばかりでちんぷんかんぷん、なんて思っている方の参考になるかなぁって思います。

用意しておきたいちょっとした道具

写真を撮る時にこれだけは用意しています。

レフ板

レフ板といってもただの白い板。

これをちょっと置くだけで、影が明るくなります。

三脚

出すのがどうしてもおっくうになっていたのですが、最近は使うようにしています。

手ブレ防止と、アングルが決まりやすい気がします。
カメラを持つことがなくなるので、配置など他のことに気を配れます。

自然光で撮影する

太陽の光は本当に大事。
よく言われていることだと思います。

向きや撮るものの大きさによってかなり左右されますが、とりあえず部屋の照明ではなく、自然な光のある時間に撮る!!

そのために早起きしたり、自然光で撮れるようにお菓子の出来上がり時間を計算したりしています。
ここだけはかなり頭を使ってます(笑)。

光の強さ

一年中、一日中、光の強さが同じだと楽なのですが、残念なことに全く違います。

同じ日に、撮影する時間を変えて撮ってみました。
撮影日4月22日晴れ。





一日の中でもこれだけ変わります。
季節やお天気によっても左右されるので、そちらもかなり気を遣っています。

特に日差しが強い夏の晴天の日は、時間によって写真の雰囲気がかなり変わります。

一方、雨の日は、一日を通して比較的同じような写真が撮れたりします。
これは雲によって太陽の光がやわらいでいるからだと思います。

光の向き

同じ時間、同じ日、同じ被写体でも、撮る方向を変えただけで写り方は変わります。

光の強さや向きで見え方が変わるということを頭に入れて、いろんな時間や角度で撮り、どれがぴったりなのかを探してみてください。

イメージを持つ

撮るもののイメージ。
これをしっかり持つことがとっても大切です。

難しそうに思えますが、これはきっと簡単なこと。自分で作ったものを撮るのだから、作っているときにイメージを持っているかと思います。

どんな思いで作っているのか。誰に食べて欲しいのか。このケーキを作った時、何を一番気にしながら作ったのか。
イメージを形にしながら撮ることが最大のポイントです。

例えば、ケーキの断面がきれいになるように気をつけたのなら、断面が見えるように撮るのが一番。

実際に私が撮った写真を見ていきます。


濃厚なチョコレートケーキ。このずっしりとした感じを表現したいと思い、光の向きに注意してみました。
後ろから光が入る方向から撮ることによって、影ができて濃厚なイメージになります。


チーズタルトは、タルトがきれいに焼けるよう気をつけて作りました。
タルトの美しさが伝わりやすいよう、背景に物を置き、ボケ感を加えています。

どの写真が伝えたいイメージ通りなのかを大切にしてみてください。

たくさんの写真を見る

最後にもう一つ、私がしていることがあります。
それは、いろんな方の写真をたくさん見るようにすること。

こんな写真が撮りたい!って思った写真があれば、ひたすら見ます。
配置・背景・光の向き・色合いなど、目がおかしくなるくらい見て、とりあえず真似してみます。
同じように撮れることはありませんが、そこから何かヒントが見つかる気がしています。

まとめ

  • レフ板と三脚を使うこと
  • 自然光を利用して撮影すること
  • 写真で伝えたいイメージをしっかり持つこと

これが私がお菓子やパンの写真を撮る時に気をつけていることです。

まだまだ勉強中の私のカメラ。
カメラによって明るさや色の自動補正があるものもありますので、同じような結果が得られないこともありますが、みなさんのお役に立てればと思います。

date
2018/05/04
writer
chiyo
category
その他
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口に入れた瞬間に笑顔いっぱい広がるようなお菓子やパン作りまたそれを伝えていきたいと思ってます。不定期にお菓子教室開催。

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