クグロフ・サレのレシピ、塩味を楽しむお食事パン
塩味をきかせたうま味が絶品!クグロフ・サレを作ろう
フランス・アルザス地方で古くから作られている「クグロフ」。
クグロフといえば、ブリオッシュ風のリッチな生地にレーズンなどを入れて焼き上げる、甘い発酵菓子を思い浮かべる方が多いのでは?
実はクグロフには、炒めた玉ねぎやベーコンを入れて塩味をきかせた「クグロフ・サレ」もあるんです。
今回はお食事にはもちろん、アペリティフ(食前酒)にもぴったりなクグロフ・サレのレシピをご紹介します。
クグロフ・サレのレシピ(新IFトレークグロフ2個分)
生地はふんわりとボリュームのある焼き上がりにするために、中種を使って作ります。日持ちもよくなり、おいしさもup!
玉ねぎはじっくり炒めて甘味を引き出し、ベーコンはサッと炒めて香ばしさを出しましょう。
使用するクグロフ型
クグロフ型には陶器製や金属製のものがありますが、今回はコッタさんで人気の「新IFトレークグロフ」を使って、かわいらしいミニサイズのクグロフに。
新IFトレーは、プラスチック製なのに耐熱温度190℃とオーブン使用できる型。型離れも良く、使った後のお手入れも簡単。製パン型としてはリーズナブルな価格も、おすすめポイントです。
型の準備
材料
- ローストしたくるみ…8~10g
作り方
- 型の内側にオイルスプレーをする。
- くるみを刻み、小さじ1の水(分量外)に10分間ほど浸す。
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キッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、型の底に入れる。
中種を作る
材料
- 強力粉…60g
- インスタントドライイースト(耐糖性)…2g
- 牛乳(人肌程度に温める)…45g
作り方
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ボウルに強力粉とインスタントドライイーストを入れて混ぜる。
牛乳を加えてなめらかになるまでこね、ボウルに戻してラップをかける。 -
26~28℃で50~60分間、2倍くらいの大きさになるまで発酵。
本ごね生地を作る
材料
- 強力粉…40g
- 砂糖…8g
- 塩…2g
- こしょう…適量
- ナツメグパウダー…適量
- 卵…30g
- 無塩バター…30g
- 玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
- スライスベーコン(細切り)…20g
- ローストしたくるみ…15g
下準備
-
フライパンに適量のサラダ油(分量外)を入れ、玉ねぎを明るいあめ色になるまで炒める。
ベーコンは軽く炒める。それぞれキッチンペーパーの上に取り出し、油分を切る。
くるみは粗く刻み、小さじ1の水(分量外)と合わせる。
- 無塩バターは薄切りにして冷蔵庫で冷やしておく。
- 成形が終わったら、オーブンを230℃に予熱する。
作り方
- ホームベーカリーなどのこね機に、強力粉から卵までの材料とひとくち大に切った中種を入れ、8~10分間こねる。
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無塩バターを2回に分けて加え、8~10分間こねる。
*ケースの底から生地が剥がれ、つやが出てくるまでこねます。
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玉ねぎ、ベーコン、くるみを加えて2~3分間こねる。全体に混ざればOK。
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ボウルに入れてラップをかけ、26~28℃で30~40分間一次発酵。
フィンガーテストをして指穴が残れば発酵終了。
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2個に分割して丸め、15~20分間ベンチタイムを取る。
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軽く丸め直してから、とじ目を上にして準備した型に詰める。
上から生地をしっかり押さえる。
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30~32℃で40~45分間最終発酵。
*型から2cmほど上まで生地が膨らみます。
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予熱していない天板にのせて霧吹きで水をかける。
オーブンの温度を180~190℃に設定し、18~20分間焼成。 -
出来上がり!
「塩味のクグロフ『クグロフ・サレ』」の詳しいレシピページはこちら。
現地では、特産の地ビールやワインと一緒に、お食事パンとして楽しむんだそう。
暑い夏の日にぴったりな冷たいドリンクやビールなどと合わせて、お召し上がりください。
おすすめのアレンジレシピ
ハムとチーズをたっぷり練り込んだクグロフ・サレはいかがでしょう♪
甘く爽やかな香りのバジルと食欲をそそるガーリックの風味も加わり、クセになる一品です。
「ハムとチーズのクグロフ・サレ ~ハーブ&ガーリックの香り~」の詳しいレシピページはこちら。
この他にもベーコン、アンチョビ、オリーブ、ドライフルーツなどを組み合わせて、オリジナルアレンジを楽しむのもgood。
トーストや「クロック・ムッシュ」にするのもおすすめです。
塩味がきいたクグロフ・サレは夏にぴったり
じっくり炒めた玉ねぎの甘みと、香ばしいベーコンのうま味がギュッと詰まったクグロフ・サレ。
ふんわりした生地に程よくきかせた塩気とカリッとしたくるみの食感もアクセントになり、いくつでも食べられそうなおいしさです♪
ぜひお試しください。
