5,900円以上ご購入で送料無料! - 4/19(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

クープナイフの使い方、初心者さんにもおすすめの1本教えます

date
2021/10/25
writer
sheipann
category
パン作り

クープナイフを使ってみよう!

バゲットにカンパーニュ、ミルクハースやヴィエノワなどなど。クープを入れるパンは多数あります。

今回は、初めての方でもチャレンジしやすいクープナイフをご紹介。
クープナイフの持ち方やクープの入れ方を詳しくお教えします♪

クープナイフとは

クープナイフとは、パン生地表面に切り込み(クープ)を入れるための道具。ハードパンのレシピに登場することが多いかもしれません。

クープナイフにはいろいろなタイプがあり、刃と柄が一体になったものや、カミソリの刃をセットして使うものなど。よく切れるナイフでも代用可能です。

クープを入れるのはなぜ?2つの理由

クープを入れる主な理由には、

1.焼成時に生地ののびを良くし、ボリュームを出す

2.デザインや見た目を良くする

などがあります。

初心者さんにもおすすめのクープナイフ

KHS クープナイフ プラ柄」は一般的なナイフに近い形状が特徴で、クープナイフの入門編にぴったり。

カミソリ刃を取り付けるものなど、先端がカーブしているクープナイフは両刃タイプ。初めての方だと、「どちらで切ればいいの?」と悩むことがあるかもしれません。

でもこれなら迷う心配なし♪
切れ味も抜群で、細かいラインを入れるのにも◎

また、キャップが付いているため安全で、シンプルな形は片付ける場所を選びません。
ぜひ一度、使ってみていただきたいお品です。

おすすめのアイテム
KHS クープナイフ プラ柄

クープナイフの持ち方

まずは、クープナイフを持ってみましょう。

クープナイフは、親指・人差し指・中指で柄の端の辺りを軽く持ちます。
ぎゅっと握らず、なるべく力を抜いて優しく持つのがポイントです。

クープの入れ方

バゲットとカンパーニュを例に、クープの入れ方をお教えします。

バゲット

バゲットのクープは、一般的に「皮一枚剥ぐように入れる」といわれます。「皮一枚=なるべく薄く」切り込みを入れるのが大切。ですが、浅すぎても深すぎてもクープが開きにくくなります。

クープナイフは、生地に対して少し(45度ほど)寝かせ、力を抜いて切り込みます。

このとき力んでしまうと、クープナイフに生地が引っかかってスムーズに切れなかったり、生地をつぶしてしまったりするので注意!

ここで、クープを入れる位置を確認してみましょう。
バゲットのクープは、Bの赤線のように「斜め」に入れるイメージがあるかもしれません。ですが、実際はAの赤線ように「真っすぐ」に近い形に入れるのが理想。

A:良い例

  • 生地中心の青いライン上にクープが収まっている
  • クープ同士が約1/3ずつ平行に重なっている
  • クープそれぞれの長さ・角度が同じ
  • 生地の端からスタートして生地の端で終わる

B:悪い例

  • クープ同士に重なりがない(もしくは少ない)
  • クープそれぞれの長さ・角度がバラバラ

フランスパンのクープの本数は、本来なら長さによって変わります。ですが、まずはご自身がやりやすい本数でやってみてくださいね^^

イメージトレーニングもおすすめ

ためらわずにテンポよく!…といわれても、難しいものですよね^^;
そんなときは、クープを入れる前にイメージトレーニングしてみるのもおすすめです。

紙にバゲットを描いたらペンでクープのラインを入れます。
クープを入れる場所・重なり具合・スピードなど、何度も行うとイメージがわきますよ。

イメトレ後は、はじめの一歩として画像のようにカードをあててみると、クープのラインがイメージしやすくなります。

このとき、クープナイフの角度も意識してくださいね(45度ほど寝かせるのを忘れずに!)。
イメージがつかめたら、次はカードなしでチャレンジしてみましょう。

カンパーニュ


バゲットとは異なり、カンパーニュやミルクハースのクープは、生地に対して垂直に切り込みます。

十字クープの場合、まず縦に1本クープを入れ、次に画像のように左右別々に。端から中心に向かって2本目。その反対側も同じように3本目と入れます。

利き手でクープナイフを軽く持ち、生地が引っ張られないように反対の手でそっと押さえます。バゲットと同じように、力を入れすぎないようにしてくださいね。

そして大切なのが、全てのラインを同じ深さにすること。バゲットより、気持ち深めにクープを入れるよう意識しましょう。

もし一部分が切れていなかったり浅くなったりした場合は、追加でクープを入れることができます。
その場合、のこぎりのようにギコギコと何度も切り込むのは、生地がつぶれてしまうためNG。

最後に

クープナイフがどんなものなのか、どんなふうに使うのか、おわかりいただけたでしょうか。

クープがうまく入っても、焼き上がりが思ったように開いていないこともあると思います(私自身ももちろんあります^^;)。

クープ自体の問題もありますが、それ以前に生地の配合・状態・成形のやり方・発酵状態・焼成などなど。クープが開かない原因はひとつではありません。

皆さまの理想の形に、一歩でも近づくお手伝いになればうれしいです。

【おすすめの特集】フランスパンレシピフランスパンレシピの特集はこちら
date
2021/10/25
writer
sheipann
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

三度の飯よりパン・お菓子好き♪ 教室や販売も行いながら 「美味しい」の笑顔のために毎日愛情込めて手作りしています♡

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

大人気!シナモンロールのレシピ・作り方

シナモンロールはお好きですか?日本でもベーカリーやカフェでよく見かけ、専門店ができるくらい人気のシナモンロール。シナモンの風味と、砂糖たっぷりの甘さが魅力ですよね。実は、シナモンロールは国や地域によって、見た目や味に違い...

マヌルパンのレシピ、韓国発のやみつきパンの作り方

韓国で大人気!マヌルパンを作ろう韓国で大人気のマヌルパン。日本でも少しずつ広まり、人気が高まっています。今回は、話題のマヌルパンがおうちで作れるレシピをご紹介します。マヌルパンとはマヌルパンとは、韓国の屋台で大人気のにん...

彩り鮮やか♪抹茶食パンのレシピ

抹茶が楽しめる彩り鮮やかな食パンいつもとちょっと違う食パンにチャレンジしてみるのはいかがでしょう?今回ご紹介するのは、抹茶をたっぷり練り込んだ抹茶食パンのレシピ。生地に練乳を入れることにより、抹茶のほろ苦さだけでなく自然...

抹茶のスイートブールのレシピ・作り方

人気のスイートブールを抹茶味にアレンジ♪パン屋さんをはじめ、コンビニやスーパーなどの商品棚で見かける人気の菓子パン「スイートブール」。今回ご紹介するのは、みんなが大好きなスイートブールを抹茶味にアレンジするレシピ。パン生...

ねじるだけ簡単♪ツイスト成形で作るパンレシピ

いつもと違った成形にチャレンジ!パン作りに慣れてきたら、いつもとはちょっと違った成形に挑戦したくなりませんか?そんなときには、ツイスト成形のパンはいかがでしょう。今回はレシピをご紹介しながら、ツイスト成形について詳しく解...

おすすめ PICK UP!

クープナイフの使い方、初心者さんにもおすすめの1本教えます