甘いあんと香ばしいごまがたまらない点心
中国の甘い点心「芝麻球」、別名「ごま団子」。
揚げたてのごま団子はサクッモチッ!として甘いあんと香ばしいごまの食感がたまらなくおいしいですよね。
素朴なおやつなのでおうちでも手軽に作れそうですが、皮が破れてしまった!あんがうまく包めない…なんて困ったことはありませんか?
今回は、おうちで作る本格ごま団子のレシピをご紹介します。
本格ごま団子のレシピ(8個分)
中華あんを作る
材料
- こしあん…120g
- ごま油…小さじ1
作り方
- こしあんにごま油を加え、混ぜる。
- 8等分して丸める(一つ15g)。
*使用するこしあんがやわらかい場合は、少し加熱して水分を飛ばしてください。
皮を作る
材料
- 白玉粉…65g
- 水…50g
- 砂糖…35g
- 浮き粉…20g
- 熱湯…30g
- ラード…10g
- みがきごま (なければいりごまでもOK)…適量
- 植物油…適量
作り方
- ボウルに白玉粉・砂糖・水を入れ、混ぜる。
- 別の器に浮き粉を入れ、熱湯を注いで菜箸でぐるぐる混ぜる。
- 白玉粉のボウルに熱湯で混ぜた浮き粉を加え、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせる。
- さらにラードを加えてしっかりと混ぜ、ひとまとめにしたら皮の出来上がり。
- 皮を8等分して丸める。
- 手で皮を持ち、真ん中にあんがすっぽり入る程度のくぼみを作る。
- あんをくぼみに入れる。
- あんを押し込めながら、まわりの生地ですっぽりと包む。
- 手のひらで転がして、丸く形を整える。
- 8個分全て包む。
- みがきごまをたっぷりとつける。
手のひらで軽く押さえるように転がし、しっかりとくっつける。 - 8個分全てごまをつける。
- 160℃の油で揚げ始める。
- 約10分間揚げる。
形が真ん丸になり、うっすらと色がついてきたら温度を少し上げて、表面がカリッと香ばしい色になるのが目安。 - 揚がったらキッチンペーパーの上で転がし、油を切る。
- 出来上がり。
*水の量は使用する白玉粉のメーカーによって若干変動があるかもしれません。
まず2/3程度を加え、残りの1/3は様子を見ながら。やわらかいけれど、かろうじて丸められる程度のかたさを目安に。
*必ず熱湯を使用してください。
一つ約25~28gが目安です(今回は26g)。
*底は厚めに、まわりの生地は薄くなるように。
*低めの温度でじっくり揚げていきます。
揚げたて、熱々をお楽しみください。サックリもっちり、カリッと香ばしいゴマの風味がたまらなくおいしいですよ。
保水性を保つために皮には砂糖を入れてあるので、冷めてもやわらかい食感。
それでもかたくなってしまった場合は、レンジで少し加熱すればやわらかくなります。
当日中に食べきるのが望ましいですが、遅くとも翌日中までに食べきってしまうのがおすすめです。
「お家で点心♪本格ゴマ団子」の詳しいレシピページはこちら。
アレンジレシピ:かぼちゃあんバージョン
かぼちゃあんバージョンも、ほっこり甘くてごまによく合います。
材料(8個分)
- かぼちゃペースト…100g
- 砂糖…30g
- 黒いりごま…適量
作り方
- 鍋にかぼちゃペーストと砂糖を入れ、加熱して水分を飛ばす。
- 丸められる程度まで水分が飛んだら火から下ろし、冷ます。8等分して丸める。
- 中華あんと同じように皮で包み、黒いりごまをたっぷりとつけたら油で揚げる。
さつまいもあんや栗あん、粒あんやごまあんで作ってアレンジしてもいいですね。月餅のようにあんにクルミを入れてみてもおいしそうです。
おいしいごま団子作りのポイント
皮の材料の浮き粉って何?入れるとどうなる?
浮き粉とは小麦粉のでん粉で、点心によく使われています。
白玉粉だけで皮を作ると、包んでいる段階で皮がブチブチと切れやすく、揚げると生地がはじけて中のあんが出てきてしまうことも。
浮き粉を加えることによって生地に弾力が加わり、あんを包む際は包みやすく、揚げる際は割れづらくなります。
もちもちの食感の中にもプリッとした食感も加わり、歯切れよく仕上がりますよ。
みがきごまで黄金色に輝くごま団子を!
ごま団子にはいりごまではなく、みがきごまを使います。「皮むきごま」ともいいますね。
普段家庭で使うことの多いいりごまよりも白く、独特のツヤがあるのが特徴です。
低温でじっくりと揚げた後、少しこんがりするくらいまで揚げたとき、黄金色のツヤツヤごま団子に仕上げてくれるのが、このみがきごま。
いりごまで作っても十分おいしいのですが、この輝きはみがきごまを使ってこそ出せるものなので、ぜひみがきごまを使ってみてください。
動画でおさらい
おうちでごま団子作りを楽しもう!
見た目は地味だけど、奥が深いごま団子。
中華料理屋では必ず頼むごま団子好きの私がこだわり抜いたレシピです!
ぜひ作ってみてくださいね。