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グリッシーニのレシピ、作り方

date
2019/01/17
writer
森嶋マリ
category
パン作り

イタリアの伝統パン・グリッシーニを作ろう

スティック状のパン・グリッシーニ。パンといっても、食感はクラッカーのようにポリポリッとした食感が楽しめます。
ふんわりパンと違って発酵の見極めにさほど気を使わず、難しい成形もないため、パン作り初心者でも作りやすく、気軽にトライできます。

今回は、一つの生地から簡単に5種の風味のグリッシーニができるレシピをご紹介します。

グリッシーニとは

グリッシーニとは、イタリア発祥といわれるスティック状のパン。ピエモンテ州トリノの伝統的な名産品なんだそう。

カリッとした食感が特徴で、そのままでお酒のおつまみとして供したり、生ハムを巻いて前菜にしたりされています。

小麦粉の味が楽しめるシンプルなパンなので、アレンジしやすいのもポイント。

5種の風味のグリッシーニレシピ

発酵は一次発酵のみ。簡単に作れるおいしいグリッシーニのレシピです。
プレーンの生地にトッピングして5種のグリッシーニを作ります。

材料(20~25本分)

  • 強力粉…150g
  • 全粒粉(または薄力粉)…100g
  • 砂糖…小さじ1
  • 食塩… 3g
  • ドライイースト… 3g
  • ぬるま湯…150ml
  • オリーブ油…大さじ1
  • オリーブ油…適量
  • 岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブ…適量

生地を作る

  1. ボウルに強力粉・全粒粉・砂糖・塩・ドライイーストを入れて、ざっと混ぜます。
  2. ぬるま湯にオリーブ油を大さじ1加え、軽く混ぜます。
  3. 1で混ぜた粉類のボウルに、2で混ぜたぬるま湯+オリーブオイルを注いで、混ぜ合わせます。
  4. こねます。写真は機械でこねていますが、もちろん手ごねで作れます。
  5. 全体がなめらかになったら、シルパットの上に置き、10×30cm程度の長方形に伸ばします。
    *伸ばすときに、ぶちぶちと切れてしまう場合は、こね不足です。もう少しこねてみましょう。
  6. 表面と側面にオリーブオイルを塗ります。
  7. ふんわりするまで発酵させます(35℃で約50分間)。

成形する

  1. 生地の短いほうの辺(10cmの辺)から幅1cmほどにカットします。

    *最初に生地の全量をカットしてしまうと乾燥しやすくなるので、1本ずつカットしながら作業を進めてください。
  2. 生地は天板の長さに合わせて、台の上で転がして伸ばします。

    *がんばって長く伸ばしたら、天板からはみ出した! なんてことにならないようにご注意を。

    *細く伸ばせば、カリッとかための食感に焼き上がります。
    太めに伸ばせば、ソフトな食感になります。
    どちらもおいしいので、お好みで調整してください。
  3. 1本ずつカットしては伸ばすということを繰り返します。
  4. 風味を加える生地はカットして台に置いたら、岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブをそれぞれまぶしてから、転がして伸ばします。

    *岩塩と黒こしょうは風味が強く出るので、量は控えめにしましょう。

風味付けには岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブを使いましたが、他にも、ごま・カレー粉・青のりなどをまぶしても、おいしいグリッシーニができます。

焼成する

  1. シルパンを敷いた天板に並べていきます。
  2. 伸ばして天板に並べた生地も乾燥しないように、生地に水を適宜霧吹きします。
  3. 190℃に予熱したオーブンで、15分間焼いたら完成です。

グリッシーニ ―― ひとつの生地から5種の味わい」の詳しいレシピページはこちら。

アレンジレシピ:トマト・グリッシーニ

上記のレシピで、水の代わりにトマトジュースを使えば、トマト風味のグリッシーニができます。

水の全量をトマトジュースに置き換えても、ほんのりと上品なトマト味です。

おすすめの食べ方

おやつにそのまま食べても、もちろんおいしいグリッシーニ。
おつまみやアンティパスト(前菜)にもおすすめです。

おつまみ

ディップを添えれば、ワインにぴったりのおつまみになります。
クリームチーズ系・トマト系・アボカド系、どんなディップとも合います。

今回、私が用意したのは、ほぼ残りもので作ったディップ。
一つは、冷蔵庫の中に残っていた瓶詰めのピクルスやケイパーを刻んで、クリームチーズと混ぜました。かたさ調節にヨーグルトを加えています。

もう一つは、完全なる余りもの。食事のパスタに使ったミートソースです。
こちらは生クリーム(牛乳でもOK)を加えて、とろみを調節しました。

アンティパストに

お客さまを招いてのおもてなしなら、アンティパスト(前菜)にしてはどうでしょう。

本来、アンティパストにするのが、本場イタリアのグリッシーニの食べ方です。

生ハムやチーズ、サラダと一緒に盛りつければ、ちょっとおしゃれな1品になります。

野菜を増やせば、カジュアルなブランチにもなりそうです。

アレンジ自在♪パーティにも◎なグリッシーニ

余りものの消費から、おもてなしまで、いろいろなシーンで活躍するグリッシーニ。

お好みの味付けにしたり、いろいろなトッピングを楽しんだり。
自由な発想で、さまざまなグリッシーニ作りを試してみてくださいね。


ぜひあなた好みのグリッシーニを見つけてください。

date
2019/01/17
writer
森嶋マリ
category
パン作り
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パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

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