グリッシーニってどんなパン?
グリッシーニはイタリアのスティック状のパン。
パンといっても、食感はクラッカーのようにポリポリッ。
ふんわりパンと違って、発酵の見極めにさほど気を使わず、難しい成形もありません。
なので、パン作り初心者でも作りやすく、気軽にトライできます。
今回は、一つの生地から、簡単に5種の風味のグリッシーニを作ります。
5種の風味のグリッシーニレシピ
それでは、早速作ってみましょう。
材料(20~25本分)
- 強力粉…150g
- 全粒粉(または薄力粉)…100g
- 砂糖…小さじ1
- 塩… 3g
- ドライイースト… 3g
- ぬるま湯…150ml
- オリーブオイル…大さじ1
- オリーブオイル…適量
- 岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブ…適量
生地を作る
- ボウルに強力粉・全粒粉・砂糖・塩・ドライイーストを入れて、ざっと混ぜます。
- ぬるま湯にオリーブオイルを大さじ1加え、軽く混ぜます。
- 1で混ぜた粉類のボウルに、2で混ぜたぬるま湯+オリーブオイルを注いで、混ぜ合わせます。
- こねます。写真は機械でこねていますが、もちろん手ごねで作れます。
- 全体がなめらかになったら、オーブンシートの上に置き、10×30cmの長方形に伸ばします。
*伸ばすときに、ぶちぶちと切れてしまう場合は、こね不足です。もう少しこねてみましょう。
- 表面と側面にオリーブオイルを塗ります。
- ふんわりするまで発酵させます(35℃で約50分間)。
成形する
- 生地の短いほうの辺(10cmの辺)から幅1cmほどにカットします。
*最初に生地の全量をカットしてしまうと乾燥しやすくなるので、1本ずつカットしながら作業を進めてください。
- 生地は天板の長さに合わせて、台の上で転がして伸ばします。
*がんばって長く伸ばしたら、天板からはみ出した! なんてことにならないようにご注意を。
*細く伸ばせば、カリッとかための食感に焼き上がります。
太めに伸ばせば、ソフトな食感になります。
どちらもおいしいので、お好みで調整してください。
- 1本ずつカットしては伸ばすということを繰り返します。
- 風味を加える生地はカットして台に置いたら、岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブをそれぞれまぶしてから、転がして伸ばします。
*岩塩と黒こしょうは風味が強く出るので、量は控えめにしましょう。
風味付けには岩塩・黒こしょう・粉チーズ・ドライハーブを使いましたが、他にも、ごま・カレー粉・青のりなどをまぶしても、おいしいグリッシーニができます。
焼成する
- オーブンシートを敷いた天板に並べていきます。
- 伸ばして天板に並べた生地も乾燥しないように、生地に水を適宜霧吹きします。
- 190℃に予熱したオーブンで、15分間焼いたら完成です。
「グリッシーニ ―― ひとつの生地から5種の味わい」の詳しいレシピページはこちら。
トマト・グリッシーニ
上記のレシピで、水の代わりにトマトジュースを使えば、トマト風味のグリッシーニができます。
水の全量をトマトジュースに置き換えても、ほんのりと上品なトマト味です。
おつまみ・アンティパストに
おやつにそのまま食べても、もちろんおいしいグリッシーニ。
おつまみやアンティパスト(前菜)にもおすすめです。
おつまみ
ディップを添えれば、ワインにぴったりのおつまみになります。
クリームチーズ系・トマト系・アボカド系、どんなディップとも合います。
今回、私が用意したのは、ほぼ残りもので作ったディップ。
一つは、冷蔵庫の中に残っていた瓶詰めのピクルスやケイパーを刻んで、クリームチーズと混ぜました。
かたさ調節にヨーグルトを加えています。
もう一つは、完全なる余りもの。
前日のパスタに使ったミートソースです。
こちらは生クリーム(牛乳でもOK)を加えて、とろみを調節しました。
アンティパストに
お客さまを招いてのおもてなしなら、アンティパスト(前菜)にしてはどうでしょう。
本来、アンティパストにするのが、本場イタリアのグリッシーニの食べ方です。
生ハムやチーズ、野菜と一緒に盛りつければ、ちょっとおしゃれな1品になります。
野菜を増やせば、カジュアルなブランチにもなりそうです。
お好みのスタイルで楽しもう
余りものの消費から、おもてなしまで、いろいろなシーンで活躍するグリッシーニ。
お好みの味付けにしたり、いろいろなトッピングを楽しんだり。
自由な発想で、さまざまなグリッシーニ作りを試してみてくださいね。
ぜひあなた好みのグリッシーニを見つけてください。