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ひと手間で絶品!レーズンパンのレシピ

date
2021/04/26
writer
森嶋マリ
category
パン作り

定番人気のレーズンパンをもっとおいしく

レーズンを使ったパンは、昔ながらの定番。
どこか懐かしく、それでいて、決して古びることのない人気のレーズンパンを作ってみませんか。

レーズンはそのまま使っても甘くておいしいパンができますが、下処理のひと手間を加えれば、普通のレーズンパンが絶品のレーズンパンに。

下処理は、とっても簡単な方法と丁寧な方法の2つをご紹介。その日の都合に合わせて、どちらかを選んでくださいね。

まん丸シュガートップ・レーズンパン

さまざまな形や焼き加減があるレーズンパン。中でも最も作りやすくて食べやすいのは、レーズンを混ぜこんだ丸パン。
トップにハサミでクープを入れてお砂糖を散らし、見た目も味もワンランクアップのレーズンパンに。

レーズンの下処理は湯通しするだけのお手軽バージョン。
さっそく作ってみましょう。

材料(10個分)

  • レーズン…150g
  • 強力粉…300g
  • 砂糖…30g
  • インスタントドライイースト…5g
  • スキムミルク…10g
  • 塩…5g
  • 水(冬はぬるま湯・夏は冷水)…180g
  • 卵黄…2個
  • 無塩バター(常温)…45g
  • 砂糖(トッピング用)…適量

下準備

  • 無塩バターを常温に戻します。
  • オーブンを190℃に予熱します。

作り方

  1. レーズンをボウルに入れて熱湯をかけ、レーズン全体が湯に浸ったら、ザルに上げます。
  2. ボウルに強力粉から卵黄までを入れて混ぜ、こねます。
  3. 生地がなめらかになったら、無塩バターを加えてさらにこねます。
  4. グルテンチェックをして、こね上がりを確認します。
     
    *グルテンチェック:生地の一部をのばして、破れずに向こうが透けて見えるほど薄く膜が張るかどうか確かめます。

  5. レーズンを2回に分けて加え、生地に混ぜ込みます。
  6. 生地を丸めてボウルに入れ、乾燥しないようにぬれ布巾などをかぶせ、暖かい場所で一次発酵させます。
  7. 2倍に膨らんだら、一次発酵終了です。
  8. 生地を10等分して丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
  9. とじ目を上にして置き、つぶして丸めなおします。
  10. オーブンシートを敷いた天板に並べ、二次発酵させます。

  11. ふっくらと1.5倍に膨らんだら、二次発酵終了です。
  12. お好みで溶きほぐした卵(今回は残った卵白)を塗ります。
  13.  
    てっぺんにハサミで十字の切り込みを入れ、砂糖を振ります。
    *砂糖はお好みのものでOK。今回はザラメを使っています。

  14. 190℃に予熱したオーブンで、15分間焼きます。
  15. *ガスオーブンを使っています。お使いのオーブンに合わせて、温度・時間を調節してください。

  16. 出来上がり。

「レーズン入りの丸パン(シュガートップ)」の詳しいレシピページはこちら

湯通しのポイント

「レーズン入りの丸パン(シュガートップ)」のレシピでご紹介したレーズンの下処理は、湯通しするだけととっても簡単。

それでも、するかしないかで、レーズンのふっくら加減はもちろん、パン生地そのものの状態も変わってきます。
湯通しする際のポイントは2つ。

1.固まったレーズンはほぐす
レーズンが固まって、くっついていたら、手でほぐしてください。

2.湯に浸すのはごく短時間に
レーズンは長時間湯に浸すと、うま味が逃げてしまいます。
また、やわらかくなりすぎて、パン生地に混ぜこむときに崩れてしまうことも。

さらに甘みを引き出したいなら、手をかけてレーズンを蒸すのがおすすめです。
蒸せば、うま味が湯に溶けだすこともなく、レーズンが崩れる心配もありません。
次のレシピでは、蒸しレーズンで作る食パンをご紹介します。

蒸しレーズンで丁寧に作るレーズン食パン

材料(食パン1斤分)

  • レーズン…100g
  • 強力粉…250g
  • 砂糖…10g
  • インスタントドライイースト…3g
  • スキムミルク…5g
  • 塩…5g
  • はちみつ…10g
  • 水(冬はぬるま湯・夏は冷水)…175g
  • 無塩バター…20g
おすすめのアイテム
食パン焼き型(1斤)フタ付

下準備

  • 無塩バターを常温に戻します。
  • 型に油脂(分量外)を塗ります。
  • オーブンを190℃に予熱します。

作り方

  1. レーズンをせいろなどで10分間蒸します。
  2. ボウルに強力粉から水までを入れて混ぜ、こねます。
  3. 生地がなめらかになったら無塩バターを加え、さらにこねます。
  4. こね上がったらレーズンを2~3回に分けて加え、生地に混ぜこみます。
  5. 生地を丸めてボウルに入れ、乾燥しないようにぬれ布巾などをかぶせ、暖かい場所で2倍に膨らむまで発酵させます。
  6. 生地を2等分してきれいに丸め、ぬれ布巾をかけて15分間休ませます。
  7. とじ目を上にして置き、つぶして長方形(約20×12cm)にのばします。
  8. 上下(長辺)から三つ折りにし、端(短辺)から巻き上げて、巻き終わりをとじます。

  9. とじ目を下にして食パン型に入れ、生地のてっぺんが型の縁と同じ高さになるまで、発酵させます。
  10. 190℃に予熱したオーブンで、30分間焼きます。
  11. 10cmほどの高さから型ごとトンと落としてから、型を外したら出来上がり。

「レーズンたっぷり・大満足のブドウ食パン」の詳しいレシピページはこちら

おいしいレーズンパンを作りましょう


ひと手間かけたレーズンパンは、格別のおいしさ。
おやつにも食事にもどうぞ。

【おすすめの特集】レーズンのお菓子・パンのレシピレーズンのお菓子・パンのレシピの特集はこちら
date
2021/04/26
writer
森嶋マリ
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

パンとお菓子作りが趣味の翻訳家。食べてくれた家族や友人が「おいしい」と笑顔になるのが、何よりも幸せ。

コメント

パン作りのひよっこさん

2023/07/10 16:02

生地がベタベタでまとまるまでに時間がかかりそうだったので強力粉を少し足してこねて、その後にベタベタのままバターを足しました。手には付かなくなりましたがベタベタのまま発酵させました。これコツありますか?良かったら教えて欲しいです。 あと!生地こねてる途中経過の写真も載せてほしい!発酵は何分とか書いてほしいです!失礼しました!

marin(森嶋マリ)さん

2023/09/01 10:29

パン作りのひよっこさんへ コメントありがとうございます。 生地がベタついたとのこと。 無理をして捏ねて、パン作りが辛くなるより、強力粉を少し足したのは正解だったと思います。 水分量が70%なので、やや上級者向きの生地かもしれません。 小麦粉を少々足すか、水を10g減らすと、捏ねやすくなります。(水分が多いほうがやわらかなパンになりますが。) 捏ね方のコツを記しておきますね。 ・グルテンが形成される捏ね方 1.ボウルの中で、生地がまとまるまでしっかり混ぜる(それでも、台に出して捏ねはじめるとベタつきますが、なめらかになるのが早いです) 2.生地を台に取り出し、手のひらのつけねで台にこすりつけては戻すという動きを繰り返す(捏ね続けるのが辛い場合は、このあと生地に濡れ布巾などをかけて、20分ぐらい休ませるとまとまりやすくなります) 2.まとまってきたら、生地を台に叩きつける(叩きつけることで、水分が多少抜けます) 3.体重をかけて、力強く捏ねる (私も初心者の頃は、2が苦手で、最後までべたついたままでした。慣れれば、うまくまとめられるようになるので、何度も作ってみてくださいね。) 発酵時間は季節、室温、捏ね上がりの生地温度で大きく変わってきます。 あくまでも目安ですが、真夏なら1次発酵が1時間程度、2時発酵が30分程度。真冬だと、その2倍以上の時間がかかることもあります。 時間ではなく、生地の膨らみ方で判断してみてくださいね。

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