5,000円以上ご購入で送料無料! - 7/29(月)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

【懐かしの昭和のお菓子!】動物ヨーチの再現レシピ・作り方

date
2023/01/13
writer
nozomi
category
お菓子作り

昔からある昭和のお菓子・動物ヨーチ

歯応えのある動物の形のビスケットに、ガリっとかたいカラフルな砂糖部分。昭和からあるロングセラーの動物ヨーチというお菓子、皆さんは食べたことありますか?

私は「何の動物だろう?」と悩みながら食べた子どもの頃の懐かしい思い出があります。

今回のコラムでは、動物ヨーチがおうちで作れるレシピをご紹介します。

動物ヨーチとは

動物ヨーチとは、動物の形をしたビスケットに、カラフルなお砂糖をコーティングしたお菓子。

このお菓子の由来は、イギリスのキンダーガーデンビスケットだといわれています。
「キンダーガーデン=幼稚園」のビスケット、「幼稚園ビスケット」が「ヨーチ」に省略されたんだとか。

動物ヨーチにぴったり!スタンプクッキー型

cottaさんで販売中のかわいいスタンプクッキー型、「cotta スタンプクッキー型 動物園」。

この型が動物ヨーチにぴったりなので、使用したいと思います!

おすすめのアイテム
cotta スタンプクッキー型 動物園
※リニューアルして、形が少し変わっています。詳しくは商品ページをご覧ください(2023年)

動物ヨーチのレシピ(20~25枚分)

食感や味、昭和初期のビスケットの作り方などを参考に、「こんな感じで作っているのかな?」とレシピを考えてみました!

アイシングクッキーに似ていますが、卵不使用でゼラチン使用など作り方が全然違うので、そこも楽しんでもらえると思います。

カラメルを作る

材料

  • グラニュー糖…5g
  • お湯…30g

作り方

  1. 鍋にグラニュー糖を入れて火にかける。
    茶色くなるまで中火~強火。

  2. 火を止めてお湯を入れる。
    *跳ねて危ないので、鍋つかみなどを使用しましょう。

  3. 容器に移す。

ビスケットを作る

材料

  • 薄力粉…90g
  • 片栗粉(またはコーンスターチ)…10g
  • 粉糖…30g
  • 塩…ひとつまみ
  • ベーキングパウダー…5g
  • ショートニング…20g
  • 太白ごま油(または植物油)…10g
  • 牛乳(または水)…25g

下準備

  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. ボウルに粉類を全て入れ、ホイッパーで混ぜる。

  2. ショートニングを入れ、そぼろ状になるまで混ぜる。

  3. 太白ごま油を入れ、そぼろ状になるまで混ぜる。

  4. 牛乳を入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。

  5. ある程度塊になったら台に出し、数回生地をのばす。

  6. 生地をまとめてラップに包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせる。
    *寝かせている間にカラメルを作るのがおすすめ。

  7. 分量外の強力粉を打ち粉に使用し、ルーラーを使って5mmの厚さにのばす。

  8. スタンプクッキー型に強力粉をつける。

  9. 型を生地に押し当て、2回程度レバーを押して型抜きして天板に並べる。

    *生地は焼き上がると少し膨らみます。間隔を開けて並べましょう。

  10. 筆などでカラメルを塗る。

    二度塗りすると仕上がりが濃くなるので、お好みで。

  11. 170℃で予熱したオーブンを160℃に下げ、18~22分間焼く。
    *お使いのオーブンによって、調整が必要です。

砂糖コーティングして仕上げる

材料

  • ゼラチンパウダー…5g
  • 冷水…25g

  • 粉糖…6g
  • コーンスターチ…3g
  • グラニュー糖…100g
  • 水あめ…5g
  • 水…30g

  • 食用色素…適量

下準備

  • 粉糖とコーンスターチをあわせてふるっておく。

作り方

  1. 冷水にゼラチンを振り入れ、10分間ほど置いておく。

  2. ゼラチンをレンジか湯せんで65℃くらいまで温めて溶かす。
    ボウルに滑り止めの布巾などを敷き、ハンドミキサーを用意しておく。

  3. 鍋にグラニュー糖・水あめ・水を入れ、火にかける。

  4. 108℃になったら火を止める。

  5. ゼラチンをハンドミキサーの低速で混ぜながら、シロップが熱いうちに細い線を垂らすように加える。

    *ハンドミキサーの羽にシロップが当たると飛び散ってやけどの危険があります。ボウルの縁に沿うように流し入れましょう。

  6. 垂らした跡が数秒間残るくらいまで高速で泡立てたら、粉糖とコーンスターチを加えて混ぜる。

  7. 好きな色に着色する。
    今回は3等分して黄色・緑・ピンクに着色しました。

  8. ビスケットを掴んでディップし、静かに持ち上げる。

    *コーティング用クリームは時間が経つと固まってきます。固まってきたらレンジで数秒間温めて使用してください。

  9. 乾かしたら、完成!

    ドライフードメーカーや自然乾燥で、水分を飛ばします。
    自然乾燥の場合は、半日~1日程度しっかり乾かしましょう。

乾くとサクッと空気を含んだメレンゲクッキーのような食感に。

動物ヨーチ」の詳しいレシピページはこちら。

 
卵不使用のレシピなので、卵アレルギーがある方も食べられるお菓子です(牛乳を水に置き換えれば、乳製品アレルギーの方もOK!)。

レシピのポイント

このレシピのポイントは、なんといってもコーティング用のクリーム。
ポイントを押さえてきれいに仕上げましょう。

ポイント1.シロップの温度をしっかり測る

ゼラチンに合わせるシロップは、しっかり温度を測りましょう!

低い温度で流してしまうと、泡立たない原因に。
加熱しすぎると結晶化してしまい、なめらかなクリーム状になりません。

温度が上がったらすぐに混ぜられるよう、ハンドミキサーなどの使用する道具を準備しておくことも大切です。

ポイント2.変化するクリームの状態に対応する

このレシピはゼラチンが入っているので、温度が下がるとどんどんかたくなります。
また、乾燥にも注意が必要です。

かたい状態のクリームを使うと、ディップしにくいため仕上がりが凸凹に。

クリームがかたくなったらレンジで数秒間加熱し、なめらかな状態でディップするようにしましょう。

乾燥してかたくなった場合は、数滴お水を加えてよく練って使います。

いずれにしても、かたくなる前に素早く仕上げるのが重要。
クリームの状態に注意して仕上げてくださいね。

おすすめラッピング

見た目がかわいい動物ヨーチ。
透明な円筒ケースに入れて、見せるラッピングがおすすめです。

ジャム瓶みたいなかわいい見た目に仕上げて♪

円筒ケースを使ったラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。

懐かしい味わいの動物ヨーチを手作りしてみませんか

ぷっくりとしたフォルムが愛らしい昭和のお菓子・動物ヨーチが再現できるレシピをご紹介しました。

少し粉っぽい砂糖部分や、気泡が閉じ込められてプツプツが見えている様子も懐かしい。素朴でやさしい味が、長い間愛されている理由なのかもしれませんね。

昔食べたことがある方もない方も、ぜひ試していただけるとうれしいです!

【おすすめの特集】スタンプクッキー型スタンプクッキー型の特集はこちら

date
2023/01/13
writer
nozomi
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

かわいいスイーツ大好きなnozomiです。 スイーツコーディネーターとしてお菓子作りのお仕事をしています。 お菓子教室開催しています。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

スクエア型を使って10本分♪パウンドバトンのレシピ

プレゼントにも◎スティックタイプのパウンドケーキを作ろう!スクエア型で焼いたパウンドケーキをスティック状にカットした「パウンドバトン」。お皿やフォークを使わなくても食べやすく、プレゼントにも最適です。今回はパウンドバトン...

袋を汚さず焼き菓子を入れる方法

焼き菓子のラッピングをよりきれいに焼き菓子をラッピングする際に大事なことってなんだと思いますか?重要なのは、袋への入れ方なんです。袋に入れるときにちょっとした工夫を凝らせば、仕上がりがワンランクアップすること間違いなし!...

サクサク食感♪メレンゲクッキーのレシピ4選

いろいろな味のメレンゲクッキーを作ろう!卵白を泡立たメレンゲを焼き上げて作るメレンゲクッキーは、サクサクとした軽い食感が魅力!そこで今回は、さまざまな味が楽しめるメレンゲクッキーのレシピを集めました。何かと余ってしまいが...

簡単ゼリーシャーベットのレシピ

アガーでゼリーもシャーベットも楽しもう!つるんとなめらかなゼリーが作れるアガー。アガーを使ったゼリーを凍らせると、口どけの良いやわらか食感のシャーベットに大変身♪今回はゼリーでもシャーベットでも楽しめる、ゼリーシャーベッ...

大人の♪ラムレーズンサンドレシピ

寒い季節においしいラムレーズンサンド♪寒い季節がやってくると、洋酒の効いたお菓子がおいしいですよね。今回は、洋酒の中でもラム酒を使ったラムレーズンサンドをご紹介。ほろっとした口溶けのサブレ生地にラムレーズンとバタークリー...

おすすめ PICK UP!

【懐かしの昭和のお菓子!】動物ヨーチの再現レシピ・作り方