カルツォーネを作ろう
カルツォーネは、ピザの材料を包んで焼いたイタリアの包み焼きピザ。
イタリア風ホットサンドと呼ばれることもありますね。
朝食・ランチ・おやつ・お酒のおつまみなど、さまざまなシーンで活躍するカルツォーネ。
余ったおかずを入れてリメイク料理にもできるんですよ。
今回は、そんなカルツォーネの魅力やレシピをご紹介します。
カルツォーネの魅力
三日月のような形が特徴的なカルツォーネ。
ピザと同じ材料で作られますが、形が変わるだけでピザとは違った食感を楽しめます。
焼きたては、「カリッモチッ」とした生地からチーズがとろーりと出てきて、たまらないおいしさ。
具材をしっかり包み込んで焼くため、片手でも食べやすくアウトドアにもぴったりです。
カルツォーネ生地の発酵は、ピザと同じく1回だけ。
パンよりも短時間で焼き上がるので、気軽に作ることができます。
具材に直接火が当たらないので、焦げにくいのも魅力的です。
基本のカルツォーネレシピ
まずは基本のカルツォーネを作ってみましょう。
焼きたてアツアツを楽しめるのが手作りの醍醐味。
カルツォーネの大きさは大小さまざまですが、ここでは手で持って食べやすいサイズのレシピをご紹介します。
生地を作る
材料(4個分)
- 強力粉…120g
- 薄力粉…80g
- 水…115g
- 砂糖…10g
- インスタントドライイースト…3g
- 塩…3g
- オリーブオイル…10g
下準備
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暑い時期以外、水は人肌程度に温めておく。
その他の材料は全て常温に戻しておく。
作り方
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ボウルに生地の材料を全て入れ、スケッパーなどで混ぜる。
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ひとまとまりになったらこね台の上に出し、手でこねる。
表面がなめらかになり、伸ばすと薄い膜ができる状態になればこね上がり。ホームベーカリーの場合は、材料を全て入れてこねればOK。
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一つに丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。
ラップをして暖かい場所で一次発酵をする。生地が約2〜2.5倍の大きさになれば発酵完了。
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生地を手で押さえてガスを抜き、スケッパーで4等分にして丸める。
乾燥しないようにボウルをかぶせ、15分間休ませる。
成形~焼成
材料
- ピザソース…大さじ4
- ピザチーズ…40g
- バジル…4枚
- オリーブオイル…適量
作り方
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生地のガスを抜いて、めん棒で直径約15cmに伸ばす。
生地の端を2cm程度空け、生地の上半分にピザソース・ピザチーズ・バジルを1/4ずつのせる。 -
生地を指で強めにぎゅっと押さえて、とじ目をとじる。
*とじが弱いと焼成時にソースやチーズが流れ出てしまうので、しっかり強くとじます。
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オーブンシートを敷いた天板に並べる。
フォークの先で縁を押さえ、模様を付けていく。*フォークで押さえることで、さらにとじ目が開きにくくなります。
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オーブンを220℃に予熱する。
生地の表面にはけでオリーブオイルを塗ったら、220℃のオーブンで13分間~焼き色が付くまで焼く。 -
出来上がり。
「カルツォーネ」の詳しいレシピページはこちら。
カルツォーネのアレンジ
カルツォーネに包む具材はトマトとチーズが定番。
ですが、ピザのトッピングで使うような具材なら何を包んでもOK。
ベーコン・ツナ・野菜などを足したり、ピザチーズをモッツァレラチーズに変えたり。
ピザソースをホワイトソースに変えて、キノコを加えるのもおすすめ。
また、残ったグラタンや肉みそなどを入れたら、おいしいリメイク料理に早変わり。
中華や和の総菜も意外と合うんですよ♪
今回ご紹介するのは、カレーのアレンジカルツォーネ。
市販のレトルトカレーを使ってお手軽に作ります。
もちろん夕食で残ったカレーを使っても◎
カレーのカルツォーネ
材料(4個分)
- 基本のカルツォーネの生地
- レトルトカレー…180g
- ピザチーズ…40g
- オリーブオイル…適量
作り方
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カレーは小鍋に入れて火にかけ、焦げないように時々かき混ぜながら水分を飛ばす。
半量程度になるまで煮詰まればOK。*大きい具材は小さくつぶしましょう。
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「基本のカルツォーネレシピ」に沿って作る。
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出来上がり。
いろいろなカルツォーネを作ってみよう
三日月型で食べやすいカルツォーネ。
複雑な成形はなく、発酵も1回だけなのでお手軽にできちゃいます!
中に包む具材を変えるだけで、アレンジは自由自在♪
ぜひいろいろなカルツォーネを作って楽しんでください。