ころんとした形がかわいい「パヴェ」
丸みを帯びた四角いフォルムが、愛らしいパヴェ。
パヴェはお食事パンとしても、おやつパンとしてもおいしく食べることができます。
今回はパヴェのレシピをご紹介します。
ほんのり甘くて、大人も子供も大好きなパンです。
材料を足してアレンジもできますよ!
小さな四角いミルクパン「パヴェ」のレシピ
「パヴェ」とは、フランス語で「石畳」という意味。
今回ご紹介するレシピでは、ヨーロッパの石畳の通りをイメージして、上面をあえてマットに仕上げてみました。
そのため焼成前の生地に塗るのは、はちみつ入りの牛乳。
つやつやの仕上がりがお好みなら、牛乳の代わりに卵を塗ってくださいね。
https://youtu.be/MnwatB7E77U
材料(18個分)
- 強力粉…200g
- 薄力粉…40g
- 砂糖…30g
- 塩…3g
- インスタントドライイースト…3g
- 牛乳(生地用)…170g
- コンデンスミルク…10g
- バター…30g
- 牛乳(仕上げ用)…小さじ1
- はちみつ…小さじ1
cotta 強力粉 イーグル 250g
cotta 北海道産薄力粉 シュクレ 1kg
サフ インスタントドライイースト 金(3g×10袋
雪印 業務用コンデンスミルク(チューブ入) 480g
ミエリツィア ピエモンテの森の有機ハチミツ 250g
下準備
- バターを2~3cm角に切り、常温に戻します。
- 牛乳(生地用)を人肌に温めます。
*夏の暑い時期は、冷たいままでOK。 - 牛乳(生地用)とコンデンスミルクを合わせて、混ぜておきます。
- オーブンを190℃に予熱します。
作り方
-
強力粉からドライイーストまでをボウルに入れ、ざっと混ぜます。
-
牛乳(生地用)とコンデンスミルクを合わせたものを加え、混ぜてからこねます。
-
粉っぽさがなくなったら、バターを加えて、さらにこねます。
-
生地がなめらかになったらこねあがり。
丸めてボウルに入れ、ふたをして暖かい場所で一次発酵させます。
-
1.5~2倍に膨らんだら、一次発酵終了です。
-
ボウルから取り出し、16×36cmの長方形に伸ばします。
-
長いほうの辺を三つ折りにします。
-
まな板などにのせてラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
-
ラップを外して、18個に切り分けます。
-
なめらかな面を上にして、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
-
牛乳(仕上げ用)とはちみつを合わせてパン生地の表面に塗り、暖かい場所で二次発酵させます。
-
ふっくらしたら、二次発酵終了です。
-
牛乳(仕上げ用)とはちみつを合わせたものをもう一度パン生地の表面に塗ります。
- 190℃に予熱したオーブンで、10分間焼きます。
-
出来上がり!
「小さな四角いミルクパン・パヴェ」の詳しいレシピページはこちら。
焼きたてのふわふわ食感もおいしいし、翌日のほんの少し歯ごたえのある食感もこれまたおいしいですよ♪
パヴェ作りのポイント
パヴェの特徴といえば、なんといっても四角くころんとした形。
この特徴的な形にするには、三つのポイントがあります。
1. 成形時に打ち粉をする
生地を伸ばしたり折り畳んだりするときに、生地がべたついて手や台に貼りついてしまうと、きれいな仕上がりになりません。
べたつくときは、打ち粉(強力粉)を振るようにしましょう。
2. 生地をしっかり冷やし、形を整える
工程8で生地をしっかり冷やして、引き締めるのがポイント。
冷蔵庫内で発酵が進んで生地が膨らんだ場合は、切り分ける前に手でそっと押さえて、形を整えるようにします。
3. 生地の端を切り取る
長方形に伸ばしてきっちり切り分けても、端に当たる部分と、中央の部分では焼き上がりの形が違ってきます。
全てくっきりとした四角にしたい場合は、18等分する前に、端を切り取ります。
切り取った生地は、まとめて丸パンなどにして、一緒に焼いてくださいね。
お食事にも・おやつにも♪
ほんのりとした甘みのパヴェは、お食事パンにもおやつパンにもなる優れもの。
何も付けずにそのまま食べてもおいしいパヴェですが、食事にするならバターやクリームチーズなどの塩味のペーストと合わせるのもおすすめ。
おやつにするなら、はちみつ・ホイップクリーム・フルーツなど、甘いものとの相性も抜群です。
アレンジ・パヴェ
パヴェのレシピをアレンジしてみましょう。
ごまパヴェ
工程3でこねあがり直前に黒ごまを30g混ぜ込むと、ごまパヴェができます。
ココアパヴェ
工程1でココアを20g加え、牛乳(生地用)を10g増やし180gにすると、ココアパヴェができます。
お好みで、こねあがり直前にチョコチップ40gを加えて、混ぜ込んでも◎
ポイントを押さえて四角いフォルムのパヴェを作ろう
かわいらしい石畳パン「パヴェ」。
二口でパクリと食べられるサイズ感も人気の秘訣。
四角いフォルムは、ポイントを押さえればきれいに作ることができます。
お食事にもおやつにもできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
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コメント
パンパンのパンさん
2019/09/22 17:18
とても美味しそうですね! 是非作ってみたいです! ちなみに赤サフでは作れないでしょうか?
森嶋マリさん
2019/09/25 18:37
コメントありがとうございます! 砂糖が多めの生地なので、金サフがお勧めです。 ただ、赤サフでも作れないことはないです。赤サフの状態によっては、ふくらみが悪くなることもあります。
しばけんさん
2021/03/25 17:25
動画で作り方を見て作ってみました! 動画では生地が固めに見えたのですが、実際作ってみると結構べたついて柔らかい生地になりました。 たたいてまとまりはしたのですが、捏ねる時のポイントがあれば教えていただきたいです。
森嶋マリさん
2021/04/26 18:27
しばけんさん、コメントありがとうございます! しっかり捏ねても生地がやわらかすぎて、成形がむずかしいでしょうか? あまりにもべたつくようなら、生地にくわえる牛乳を10gほど減らしてみてください。 おいしいパンが焼けますように。
ワラビーさん
2021/09/12 15:49
作ってみましたが、とても美味しかったです! 発酵させる時に正方形の片方の膨らみが悪く、焼成させた際には倒れてしまったりしてしまうのですが、 生地の切り方に関係があるのでしょうか? ポイントがありましたら教えてください。
森嶋マリさん
2021/09/13 12:27
ワラビーさん、作ってくださって、ありがとうございます! 生地の輪になっている部分と、カットしてある部分で、膨らみ方が違ってくるということでしょうか。 コラム記事の後半にあるポイント3の「 生地の端を切り取る」を参考に、4辺ともカット断面にすると、ほぼ均等に膨らみます。 形もよく、美味しいパンが焼けますように。
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