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赤外線温度計の使い方、チョコレートのテンパリングにも◎

date
2022/02/02
writer
よーちんママ
category
お菓子作り

赤外線温度計を使ってみませんか?

お菓子やパンを作るときにあると便利な「温度計」。温度をきちんと測りながら作業すれば失敗が少ないとわかりつつも、測るのがちょっと面倒だなんて思うことありませんか?

でも、赤外線温度計なら簡単にサッと温度を測れて便利!

今回は、赤外線温度計の使い方を詳しく解説。お菓子作りやパン作りでの活用例もご紹介します。

赤外線温度計とは

赤外線温度計とは、物体から放出される赤外線を検知して、測定物に触れずに表面温度を測定できる温度計。

cottaオリジナルの赤外線温度計は、-30~400℃と測定範囲が広く、キッチンで大活躍すること間違いなし♪

赤外線温度計のメリットは、3つあります。

  • コンパクトで軽く、片手で簡単に測れる。
  • 待つことなく、一瞬で測れる。
  • 食材に触れずに測れるから、拭いたり洗ったりする手間がない。
おすすめのアイテム
cotta 赤外線温度計

使い方

  1. グリップを握り、センサー部を測定対象物に向ける。
  2. 測定レバーを指で引くと、測定温度と「SCAN」が表示される。
  3. *測定レバーを引いている間は、0.5秒間隔で温度を測定し続けます。

  4. 測定レバーから指を離すと「ピピッ」と音が鳴って測定温度が固定され、「HOLD」が表示される。

「HOLD」が表示されている状態でそのままにしていると、約7秒後に自動的に電源が切れます。

お菓子作りやパン作りで大活躍する赤外線温度計

私はお菓子やパンを作っているとき、必ず温度計を手元に置いています。自分の勘は頼りにならないので、なんでも測ることで安心して作業ができるのです。

どんな場面で使用しているのか、いくつか例を挙げてご紹介しましょう。

お菓子作り

お菓子作りでは、温度計を使う場面がたくさん!

ジェノワーズの全卵を測る

ジェノワーズを作るとき、全卵を泡立てやすくするために湯せんにかけて温めます。
目安は36~38℃程度。

「人肌くらい」というレシピもありますが、きちんと測ると安心です。

イタリアンメレンゲのシロップを測る

イタリアンメレンゲは、卵白に117~118℃に煮詰めた熱いシロップを垂らしながら泡立てます。

感覚ではわかりにくい温度なので、きちんと測る必要があります。

バターの温度を測る

「バターを常温に戻す」というのは、室温にしばらく置いておいて指がスッと入るくらいが目安です。ただ、慣れないとその感覚がわからず、まだ少し冷たいことも。

温度計できちんと確認して、20~22℃くらいになっていれば、その後の作業がスムーズに行えます。

バターと合わせる卵を測る

バターと卵を乳化させるとき、両者が同じくらいの温度だと分離が起こりにくいので◎

卵の温度を測り、20℃くらいならバターに加え、まだ冷たいようなら湯せんで温めるなどすると、分離の失敗がなくなります。
乳化が苦手な方は、温度を測って作業してみてください。

チョコレートを測る

チョコレートを溶かすときには、温度管理が非常に大事。

溶かしたチョコレートの温度は45~50℃。高くなり過ぎると失敗の原因になります。

フィナンシェ生地に加える焦がしバターを測る

焦がしバターの温度が低いと、フィナンシェ生地に均等に混ざりません。また、高温の状態で生地に混ぜると生地温度が高くなり、底上げの原因に。

生地に加える温度は、40~50℃くらいがベスト。

パン作り

お菓子だけでなく、パン作りでも温度管理は大事。発酵不足や過発酵にならないためにも温度を測りましょう。

仕込み水を測る

パン生地に加える仕込み水は、夏場は冷水を、冬場はぬるま湯を使用します。
これは、仕込み水の温度がこね上げ温度を左右してしまうため。

適当な感覚ではなく、正確な温度を測ると失敗しません。

パン生地のこね上げ温度を測る

一般的なパン生地のこね上げ温度は、26~28℃が目安。発酵に時間がかかったり、過発酵になったりしないためにも、きちんと温度を測りましょう。

こね上げ温度がわかれば、ここで対処できます。

赤外線温度計を使ってテンパリングしてみた!

チョコレートは温度管理が重要な食材。実際にテンパリング(調温作業)の工程で温度計を使ってみましょう。

  1. ボウルにチョコレートを刻んで入れ、もう1つのボウルにお湯を用意する。
  2.  
    *湯せんに使うお湯は50~60℃。お湯の温度が低過ぎても高過ぎてもだめなので、温度計で測ると安心です。

  3. チョコレートを湯せんにかけ、45~50℃まで溶かす。
  4.  
    *60℃以上になるとザラつきの原因に。温度が高くなり過ぎないように、温度計で確認しながら溶かしましょう。

  5. チョコレートを水が入ったボウルにあて、ゆっくり混ぜながら27~29℃まで温度を下げる。
  6.  
    *温度計で確認しながら下げていきます。

  7. チョコレートをもう一度湯せんにかけて温度を32℃に調整すれば、テンパリング完了。

温度管理が大変なテンパリングも、赤外線温度計ならピッと一瞬で測れてとても便利。

湯せんにあたっている部分のチョコレートの温度が高くなるので、丁寧に混ぜて温度を均一にしてから測るのがポイントです。
※メーカーや品種などによって、テンパリング温度は多少異なります。

赤外線温度計おすすめです!

お菓子作り・パン作りにぜひ活用したい赤外線温度計。

道具をそろえるとき、温度計は最後のほうになるかもしれませんが、早めに持っておくのがおすすめ。慣れていない方こそ、正確に温度を測ることで失敗が減り、お菓子やパンを作るのが楽しくなると思います!

cottaの赤外線温度計はお値段もお手頃◎ぜひ活用してみてくださいね!

【おすすめの特集】テンパリングの基本ガイドテンパリングの基本ガイドはこちら

date
2022/02/02
writer
よーちんママ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りが大好きな二児の母。家族がおいしそうに食べてくれるのが一番の幸せ。子どもと一緒に作れる簡単なお菓子を作ることが多いです。 

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