5,500円以上ご購入で送料無料! - 4/30(火)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

ウィークエンド・シトロンのレシピ、由来や意味も!

date
2022/04/22
writer
nyonta
category
お菓子作り

週末が待ち遠しくなるお菓子 ウィークエンド・シトロン

レモンが爽やかに香るウィークエンド・シトロン。シャリっとした糖衣の食感もたまらなくおいしいですよね。

今回のコラムでは、ジェノワーズ法で作るウィークエンド・シトロンのレシピをご紹介します。

ウィークエンド・シトロンとは

ウィークエンド・シトロンとは、レモン風味のバターケーキのこと。ガトー・ウィークエンドとも呼ばれています。

フランス語でウィークエンドは週末、シトロンはレモンという意味。フランス生まれの焼き菓子です。

なぜウィークエンドという名が付いたのかについては、諸説あります。
まずは、平日の余裕があるときに作っておき、週末の家族がそろったときに食べるからという説。

または、週末だけ郊外へバカンスに行くライフスタイルが流行した時代、日持ちがして持ち運びしやすいお菓子だったからとした説。

いずれも共通しているのは、週末に食べるお菓子だということですね。

製法はさまざまですが、最後に糖衣掛けして仕上げるのが特徴です。

ウィークエンド・シトロンのレシピ(17cmパウンド型1台分)

表皮を使うので、国産レモンを使用しています。

ケーキ生地を作る

材料

  • 無塩バター…120g
  • 全卵…100g
  • グラニュー糖…90g
  • レモンの表皮…3/4個分
  • レモン果汁…小さじ2
  • 薄力粉…90g

下準備

  • パウンド型にバター(分量外)を塗り、強力粉(分量外)をはたいて冷蔵庫で冷やしておく。
  • 薄力粉をふるっておく。

    作り方

    1. 無塩バターを鍋に入れて火にかけ、ゴムベラで混ぜながら焦がしバターを作る。

    2. ぶわーっと泡が立ち、良い香りがしてきてほんのり色付いたら火から下ろし、鍋底を氷水に当てて温度の上昇を抑える。
      茶こしでこし、ボウルに移して冷ましておく。

    3. ボウルに全卵とグラニュー糖を入れる。湯せんにかけてホイッパーで混ぜながら、人肌より少し温かい程度まで温める(40℃程度)。
       
      ハンドミキサーの高速で泡立て、白くもったりとするまで泡立てたら低速にしてキメを整える。

    4. レモン果汁とレモンの表皮を削ったものを入れ、混ぜる。
      ふるった薄力粉を3~4回に分けて加え、ゴムベラで混ぜる。

    5. 粉気がなくなったら焦がしバターを3~4回に分けて加え、ゴムベラで混ぜる。

      【注意!】
      ボウルの底に沈んだ、焦がしバターの焦げ部分は入れないでください。ケーキの断面が黒くなります。

    6. パウンド型に流し入れ、180℃に予熱したオーブンを170℃に下げて約45分間焼成する。
       
      真ん中の亀裂にほんのり焼き色が付くくらいが目安。竹串で刺して確認しても◎

    7. 型から外し、ひっくり返して冷ます。
      *底が表面になるように仕上げます。底に網の跡が付かないように、ひっくり返して冷ましてください。

    仕上げる

    材料

    • アプリコットジャム…適量(100g~)

    • 粉糖…70g
    • レモン果汁…大さじ1~1.5

    • ピスタチオ…お好みで
    • レモンの表皮…お好みで
    おすすめのアイテム
    純粉糖(グラニュー糖100%) 250g (P)

    作り方

    1. ケーキが冷めたら、表面の部分が平らになるようにナイフでカットする。
      *一番おいしい部分でもあるので、味見用にどうぞ。

    2. ひっくり返して底面を上にする。
      やや斜めになるように、4辺を切り落とす。

    3. アプリコットジャム(大きな果肉があればブレンダーなどでピューレ状にしてから)を鍋に入れて煮詰める。
       
      *水の中に落としたとき、広がらずにポテっと落ちて、手で触っても持ち上げられるくらいのかたさになるのが目安。

    4. ジャムが温かいうちに、ケーキの全体にハケかパレットナイフで塗り広げる。
      そのまま常温に置いておき、少し乾かす。

    5. 粉糖とレモン果汁をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
      *レモン果汁は、大さじ1をまず加え、かたくて塗りづらそうだったら微量ずつ加えて調整を。

    6. ケーキの表面に塗り広げ、お好みで真ん中に刻んだピスタチオとレモンの表皮を散らす。

    7. 200℃に予熱したオーブンで2分間程度、乾かすように焼く。

    8. 冷めたら、出来上がり。
      お好みの大きさにカットして召し上がれ♪冷やしても◎

    ウィークエンド・シトロン」の詳しいレシピページはこちら。

    ウィークエンド・シトロンは製法いろいろ!


    作り手によって、さまざまな表現があるウィークエンド・シトロン。

    今回ご紹介したジェノワーズ法はもちろん、シュガーバッター法で作るものも。他にも、サワークリームやアーモンドプードルを入れたり、発酵バターや強力粉・中力粉を使ったりするレシピもあります。

    仕上げについては、裏返して糖衣掛けするこのスタイルが私のウィークエンドのイメージですが、表面のカリッとしたおいしい部分を切り落とすのは切ない…と思う方は焼き面に糖衣掛けしていただいても構いません◎

    自分好みのウィークエンドに仕上げてもらえたらと思います。

    週末のおやつにいかが♪


    週末はおいしいお茶と一緒に、手作りのウィークエンド・シトロンでホッと一息ついてみませんか♪

    ぜひ作ってみてくださいね。

    【おすすめの特集】レモンスイーツレモンスイーツの特集はこちら

    date
    2022/04/22
    writer
    nyonta
    category
    お菓子作り
    注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
  • 製菓学校卒業後、ホテルやケーキ屋さんで働いていた経験を活かして、毎日楽しくお菓子作りしています。旬の食材で作る季節感のあるお菓子が大好きです!

    コメント

    この記事にコメントを書く

    コメント

    ニックネーム

    ※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

    おすすめのコラム

    【ハワイで人気】ハワイアンスコーンのレシピ

    簡単!おいしい!ハワイアンスコーン今回ご紹介するのはハワイアンスコーンのレシピ。スコーンといえば、筒形のイングリッシュスコーンや甘いアメリカンスコーンが有名ですよね。ハワイアンスコーンは、どちらとも違う新しいスコーン。特...

    キャラチョコの作り方、初心者さんでも簡単に作れるコツ

    キャラチョコで手作りケーキを華やかに♪チョコペンや着色したチョコレートで絵を描いてプレートにし、ケーキなどに飾るキャラチョコ。似顔絵やオリジナルのキャラクターがのったケーキは、特別おいしく感じるものですよね。今回は、キャ...

    【簡単サクサク】アーモンドココアクッキーのレシピ

    コツ満載!失敗なしでおいしいクッキーを作ろう今回ご紹介するのは、たっぷりのスライスアーモンド入りのサクサクココアクッキー!混ぜて棒状に成形した生地をカットするといった簡単な工程で作れるアイスボックスクッキーなので、初心者...

    【冷凍パイシートで簡単!】パルミエサンドのレシピ

    パルミエで個性的なバターサンドを作りませんか?今回ご紹介するのは、パルミエを使ったリッチなバターサンドのレシピ。パルミエは、特別な道具がなくても、冷凍パイシートを使えば家庭で簡単に作れます。ひと手間かけて、個性豊かなスイ...

    切ったらびっくり!萌え断スイーツレシピ4選

    フォトジェニックなスイーツを作ってみたい♪SNSなどで話題となっているのが、カットした断面が美しいフォトジェニックなスイーツ。「萌え断スイーツ」とも呼ばれ、人気を集めています。そこで今回は、おうちで作れる、断面が印象的な...

    おすすめ PICK UP!

    ウィークエンド・シトロンのレシピ、由来や意味も!