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本格シュトーレンのレシピ、日持ちや食べ方もチェック♪

date
2021/12/01
writer
miharu
category
パン作り

ドイツのクリスマス菓子・シュトーレンを作ろう

ドイツのクリスマスシーズンに欠かせない「シュトーレン」。
粉砂糖で覆われた、ドライフルーツとナッツがいっぱいのぜいたくな味わいのお菓子です。

日本でも、じわじわと人気になっているクリスマススイーツ。
今回は、本場さながらの本格的なシュトーレンを作るレシピをご紹介します。

シュトーレンとは

シュトーレンとは、ドイツの伝統的な発酵菓子。ザクセン州ドレスデンが発祥の地といわれ、歴史は古く14世紀に遡ります。

クリスマスの4週間前から始まる「アドヴェント」という期間の日曜日に、家族や友人たちと少しずつ食べて、クリスマスの日を待つのだとか。

真っ白な粉砂糖に覆われている姿は、「幼子キリストが包まれた毛布」ともいわれています。

日本では「シュトーレン」と呼ばれることが多いのですが、ドイツ語の発音だと「シュトレン」になります。最近では、こちらも耳にするようになってきましたね。

シュトーレンにはさまざまなタイプがあり、それぞれに配合などの規定があります。

シュトーレンのレシピ(1本分)

ドイツの規定にもある、バター30%以上・ドライフルーツ60%以上を配合した「シュトーレン(クリストシュトレン)」を作ります。

フィリングを準備する

材料

  • サルタナレーズン…100g
  • オレンジピール…24g
  • レモンピール…12g
  • ラム酒…12g
  • アーモンドスライス…40g
  • 牛乳…50g

作り方

  1. サルタナレーズンは水洗いをしてザルにあげ、そのまま5~6時間置いておく。
  2. *オイルコートされている場合は、熱湯を回しかけて油分を落としてから同様に。

  3. 1・オレンジピール・レモンピール・ラム酒を混ぜ合わせて一日以上置く。
  4. アーモンドスライスはローストし、牛乳に約15分間浸してザルにあげる。
  5. *残った牛乳は、中種の仕込みに使います。

中種を作る

材料

  • 準強力粉…50g
  • インスタントドライイースト(耐糖性)…3g
  • 牛乳…36g(フィリング準備の作り方3の牛乳と合わせて計量)

作り方

  1. 温めた牛乳(35℃)の中にインスタントドライイーストを振り入れて2~3分間待ち、かき混ぜて溶かす。
  2. 準強力粉と1を混ぜ、なめらかになるまでこねる。
  3. 26~27℃で30分間発酵。

本ごね生地を作る

材料

  • 無塩バター…60g
  • グラニュー糖…15g
  • 塩…1.5g
  • シナモンパウダー…0.8g
  • カルダモンパウダー…0.4g
  • オールスパイスパウダー…0.3g
  • 準強力粉…100g
  • 牛乳…30g

スパイスの分量はお好みで調節してください。

下準備

  • 無塩バターと牛乳を室温に戻す。
  • アルミホイルを長さ約60cmに切り、幅約4cmの帯状に折る。
  • オーブンを240℃に予熱する。

作り方

  1. 無塩バターをホイッパーでほぐし、グラニュー糖・塩・スパイス類を加えて白っぽくなるまで混ぜる。
  2. 準強力粉を加えて軽く混ぜたら、牛乳も加えて混ぜる。
  3. ちぎった中種を加えて混ぜる。
  4. ひとかたまりになったら台に出し、色ムラがなくなるまでこねる。

  5. ボウルに生地を入れ、フィリングをのせる。室温で20分間発酵。
  6. 生地とフィリングを混ぜ合わせ、5分間ほど休ませる。
  7. 生地を取り出して丸め、10分間ベンチタイム。
  8. 成形。
  9. めん棒で楕円形にのばして裏返す。

  10. 手前から1/3折り、めん棒で表面をならす。
  11. 向こう側からも1/3折って同様に。

  12. 手前と向こう側をめん棒で押さえ、中心が高くなるように整える。
  13. サイズは約18cm×10cm。

  14. オーブンシートにのせ、アルミホイルを生地の周りに巻く。室温で10~15分間発酵。
  15. 焼成。
  16. 200℃で10分間、180℃に下げて30分間。

仕上げ

材料

  • 無塩バター…50g
  • グラニュー糖…50g
  • トッピング用粉砂糖…30g
おすすめのアイテム
cotta トッピング用粉砂糖 250g

作り方

  1. 溶かした無塩バターを塗る。
  2. *鍋やフライパンの中で生地を転がしながらハケで塗ります。

  3. グラニュー糖をまぶして一晩置く。
  4. *ビニール袋の中でまぶすと作業しやすくて便利!

  5. 翌日、粉砂糖を振りかけて完成!

クリストシュトレン(シュトーレン)」の詳しいレシピページはこちら。

シュトーレンの食べ方

作ってから1~2週間後が食べ頃。1cm幅くらいにスライスして、コーヒーや紅茶とお楽しみください。

大人のおもてなしなら、シャンパンやホットワインを合わせても◎

保存方法

ラップでしっかり包んでビニール袋などに入れ、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。
日持ちは1か月くらい。冷凍する場合は、2~3か月を目安に。

カットする際は真ん中から。カットした面を合わせてラップに包んでおけば、生地の乾燥が防げるのでおすすめです。

シュトーレンを作って、クリスマスの準備を

ドイツではお店ごとに秘伝のレシピがあり、門外不出なんだとか。もちろん、各家庭にもおいしい秘伝のレシピがあるそうですよ。

皆さんもぜひシュトーレンを作って、素敵なクリスマスをお迎えくださいね。

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シェフのシュトーレンレシピ シュトーレンレシピ

date
2021/12/01
writer
miharu
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

「楽しみながらパン作り」をモットーに、日々パンやお菓子作りに励んでいます。 パン教室主宰。

コメント

VC manさん

2021/12/16 14:55

今年は本格的なシュトレンを!と思い、参考にさせていただきました。 牛乳の風味がついたアーモンドなど、素敵にできました。 ただ、トップの断面の写真もそうですが、出来上がりはあまり膨らみがなく、ずっしり、硬めでした。全体的に短めの発酵時間、バターが多い、などと関係ありますか? なので、毎回、温めてふっくらさせていただくとバターの風味がたって美味しいです!

miharuさん

2021/12/18 14:23

VC manさん こちらのコラムを本格的なシュトーレン作りのご参考にしていただき、ありがとうございます。 膨らみ等の件についてですが、おっしゃるようにずっしりとしたタイプで、ドイツの本格的なシュトーレンのレシピを参考にご紹介しているので、出来上がりはこのような感じになると思います。 また、発酵時間やバターの量などについてですが、正直なところ試していないのではっきり申し上げることはできませんが、発酵時間を長くしたり、バターの量を減らしたりするとパサつきの原因になる可能性もあるのかなと思います。 はっきりとお答えできなくて申し訳ありません。

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